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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 51

それでも、魔人が私の思い通りに行動してくれるなら大成功と言っていいだろう。
古代の魔人。その戦力があれば、姫将軍を倒すのも不可能ではないかもしれない。未来に希望が見えてきた。



712年10月21日 雨
魔人が弱い。信じられないほどヘッポコに弱い。
二千年間の封印によって、魔人は著しく弱体化していたのである。
腕力は女の子のニナにすら及ばず、魔法に至っては初歩魔法すら使えなくなっていた。
しかも魔人に元の力が戻るのは、いつになるのか本人にも分からないらしい。
シャルリエ大蛇を超える大戦力を期待していただけに、私のテンションだだ下がりである。
というかこのヘッポコ魔人、戦力にならないなら一体何の役に立つんだろう?



712年10月22日
他に使い道がないので、魔人を抱いてみることにした。
魔人は紫の髪と瞳を持つ妖艶な美女である。腰のくびれと豊満なオッパイが実にセクシーだ。
実際、夜の相手としても申し分なかった。テクニックも豊富だし、なによりムチムチとしたその女体は極上だ。
押し返してくるような弾力ある柔肌。抱くほどに私の肌に馴染んでいくようで、素晴らしく心地がいい。
これでもちっと愛想よく笑ってくれれば情婦として百点なのだが、その瞳から殺気が消えるのは当分先になりそうである。


追記・情事の後に溜息をついたら、魔人に凄い顔で睨まれた。
睨まれたとて、性交が期待外れだったのだから仕方ない
魔人を抱けば魔力が急上昇すると思っていたのに、期待していたほどには魔力が強化されなかったのである。
これも弱体化の影響なのだろう。甚だ不満な結果である。セックス自体は大満足だったというに。無念。

712年10月23日
魔人の名前はカルメラというらしい。ヘッポコ魔人のくせに名前だけは立派な奴だ。
弱すぎて戦力にはならないので、カルメラはメイドとして私の身の回りの世話をさせることにした。

そこでカルメラから服と下着を取り上げ、代わりにスカートの丈が極端に短いメイド服を着させた。
ちょっと前屈みになるだけで色々丸見えになってしまう素敵衣装。
私がセクハラしやすいように作られた、特製のエロメイド服である。
服に文句があるのかカルメラは怨みがましい目で私を見てきたが、特に怖くもないので無視しておいた。
魔人と性交すると私の魔力が底上げされるのは確かなので、これからはなるべく小まめにセクハラして犯してやることにしよう。

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