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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 47

そんな契約を持ち掛けると、石像達は全員私の下僕になることを承諾した。
永久に石として固まっているよりも、動ける奴隷になったほうがマシと考えたのだろう。
石像達に魔法を掛けると、石像の戦士達は動きだし速やかに私に膝を折った。
これで労働力確保だ。幸先のいい話である。
追記・動けるようになった石像達を『闘う石像』と名付けることにした。
闘う石像は全身が石なのでスピードが鈍い。しかしその分防御力が極めて高いので、戦力としてはかなり強力だ。
優秀な部下が手に入り、私の心はご満悦である。

712年9月16日 晴れ
今日は昨日従えた闘う石像たちの能力把握と調整に時間の粗方を費やした。
人間の戦士が男6名、女2名、人間の魔法使いが男女各3名、盗賊が女1名を含む3名、騎士が1名とその従者2名、闘技奴隷出身の格闘家の男が1名。あとドワーフの戦士が2名、さらに思わぬことにヴァルキューレも1名いた。
合計24名、男17名、女7名だった。
1人1人の戦闘能力を試してみると、やはり石像だけあって動きは遅いが、戦闘のセンスは皆持っているようだ。

712年9月17日 雨
力自慢のドワーフ×2の活躍で、引っ越し作業が無事完了した。
これからは地道に魔物を集め、戦力を蓄えていく日々が始まる。
問題は、いかに遺跡周辺住民に気づかれることなく魔物を集めていくかだ。
前回の洞窟ではトロル→ワーウルフ→エルフ→スケルトンと順調に魔物を増やしすぎ、結果大量の冒険者に襲撃されることになった。
人に迷惑をかけることなく合法的に魔物を増やせればいいのだが、そういう旨い話はなかなかない。
追記・ワルキューレとドワーフは石化を解いて生身に戻したほうが強そうである。
もっとも、石化を解いた後も神の使いと崇められるワルキューレが私の手下を続けてくれるとは思えない。
ドワーフ達なら珍しい石とかを給料にすれば勤労に励んでくれそうだが。
決断はもちっと様子見してからにしよう。

712年9月24日 晴れ
最近暇だ。
結界のせいで魔物を遺跡に連れ込むことができず、結界のおかげで侵入者が誰もいないせいだ。
日記を書くこと位しかやることがないのに日記に書くことが何もない。暇過ぎる。


712年9月25日

久しぶりに街へと下ってみた(当然ニナは置いてきた。だって盗賊だし)
久しぶりの酒はとても旨い。周りの奴らが心配してきたが、適当にごまかしといた
ダンジョン作りの妙案が浮かばず街をぶらぶらフラついていたら、例のガキ共とエンカウントしてしまった。ついてねー

先の盗賊の砦の件で謝りたいだのなんなの言ってきたから無視をする
それでも言い寄ってきたのを無視していると、いつの間にか弟子入りの話になっていた。
暇つぶしに地獄を見せてやると、なかなかどうして、リーダー君は筋が良い事が解った。

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