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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 33

シェルリエの乗せられた処刑台はギロチンで首は固定されまさに今、ギロチンの刃を振り落とそうという時に魔法の落雷が落ちてきたらしい
処刑台に集まっていた者達は皆逃げていて、この場には私とシェルリエの2人だけとなっていた。
私はシェルリエが固定された処刑台を壊し、全てを話した。

………
……


(…タイ……。…イタイ……。オカアサントイッショニイタイ!!……)
本来魂となって言葉を喋れない筈の大蛇が突破そんな事を言ってきた事には驚いたものだ。

私はそんな大蛇の遺言を最大限に叶えてやるために魂を引っ張ってきてきた事をシェルリエに伝えるとシェルリエは泣き出してしまった。

「ヒグッ私…は、グズ…あの…子に……名前も付けて…ヒグ…上げられなかった」

「ならば今付けてやれ、この大蛇の魂が天に召す前に今一度抱かせてやるぞ」


泣きじゃくるシェルリエをなだめて、私はそっと呪文を唱える
それは人とモンスターの魂を融合させる私が作り出した禁呪だった。この魔法は私がまだ領主だった時代に開発し
今まで一度たりとも成功していない失敗作であったが、例によって失敗する気がしなかった。

光となった大蛇の魂がシェルリエの胸に抱かれるように吸収される。そしてシェルリエは2.3回痙攣をした後、その姿を巨大な大蛇に変えたのだった。

まさに城のような大きさになった元シェルリエはその身を焦がす怒りに身を任せて暴れまわった。その規模はまさに天災と化してラルク王国に降りかかった。

この国はもうシェルリエに任せて大丈夫だろう。むしろここにいたらシェルリエに押しつぶされてしまう
そう思った私は他の魔物にも適当に片付けて帰るように指示を出してある場所へと向かった



ガジルはラルク王国の国境付近を歩いていた。彼は洞窟のダンジョンを攻略後は再び流れ者となり直ぐに旅立っていたのだ
ふと、彼は殺気を感じ歩みを止める。すると目の前に大犯罪人のハンニバルが現れた
彼は再びハンニバルと会えた事に久しぶりに神に感謝をした。
彼は根っからの戦闘狂で彼との撃ち合いを思い出すだけで全身が歓喜に震えてきた。
彼はすぐさま剣を抜き、魔法剣のポテンシャルを発揮するために魔力を込める
対するハンニバルも先ほどと同じ剣を抜き、両者の間には緊張の糸が張り詰めた。

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