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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 32

………
……

(……タイ………。…イタイ……)

拒否反応に近い反応を見せ
術式をかけられ魂が抜かれた大蛇の骸は灰となり崩れ去った。
私は大蛇には眼もくれずにシェルリエの元へと急ぐ
体が残れば他にも利用できる事があるのにと私は少々ガッカリした。

………
……


今回、私の洞窟を襲撃したバカ共は姫将軍の国の丁度、東に位置する巨大城郭都市のラルク王国の奴らである
ラルク王国の最大の特徴はなんといっても都市の四方を囲む巨大な城壁だろう

鋼鉄でできた城壁は様々な魔法陣が複雑に書かれていて、物理衝撃はおろか、魔法でさえも傷一つ付けることは出来ないまさに難攻不落の要塞となって300年間他国の侵略を防いできた。
今、中ではダンジョン攻略の祝賀会で国中が大騒ぎをしていた。こんな事が解るのも遠見の魔法で中を覗いたからなのだが、どうやらシェルリエはまだ生かされていて、魔物使いの犯罪人として余興に処刑されるらしい
まだ生きているとはいえ、その体には鞭打ちがされていて、今まさに処刑台に乗せられようとしている時で予断を許さなかった

本来はここでどんな策を凝らそうとも城壁を突破できずに上から矢を射られて死んでしまうのが。300年間の歴史が証明してきたものだが…
私はあえてここを正面突破をしようと思う。エルフの石を握り締め、私には珍しく呪文の詠唱をする
すると辺りが急に暗くなり、辺り一面に落雷がほとばしった。この落雷はあまりの威力に使用を禁じられた禁呪で300秒間に6000以上の落雷を落とす範囲魔法である

普通にやってもこういった魔法陣の対魔法防御力の基準値を振り切るような魔法なのに今回はそれにエルフの石による2倍補正が入っている
当然、この国の魔法陣は3秒と保たず崩れ去った。

未だにかつてこの国の城壁が破られた事はあったのだろうか?これもまた否である
突破の事に中の住人は恐れおののき、たちまちパニックとなった。

そこに私は城壁の一部を吹き飛ばし、その穴からモンスター達に手当たり次第に襲わせる。悲しい事に頑強な城壁は中の逃げ惑う民達を外へ逃がさない
想定外の出来事に本来民を守るべき国王軍ですらパニックになっている。奴らを片っ端から斬り殺すのを配下の奴らに任せて
私は一直線でシェルリエの元へと向かう。


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