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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 27

敵軍の軍靴に踏みにじられ、水没させられた花たちの恨みは忘れない
この報いを100倍にして浴びせてやろうぞ

追記
敵の中にとりわけヤバい奴がいた。
背信のガジル…元聖騎士だが、その手に持つ聖剣で教皇を斬り殺し、逃亡中の男だ。
こいつの実力は折り紙付きだし、何より聖剣はスケルトンの呪いを浄化して、消し去ってしまう


712年8月15日
さて、いよいよ決戦の時が来た…
敵は精鋭64人、対して私はスケルトンだけでも324体もいる
数では完全に勝利しているが、敵は今までと質が違う。勝てるかどうかは私の采配如何であろう
もし勝てたのなら、この日記に余すことなく記そうと思う

………
……


敵は一直線にここに来るのは解っていたので、定石ながら待ち伏せを選んだ
最下層の私の部屋に辿り着く為には必ず通らなければならないジグザグの狭い道のスケルトンを配置した。

敵はこの洞窟の地図を持っている。この事は今までの行動から明らかであるが、無い道を通ることはゴースト種くらいしか出来ない。
敵もこの場所が一番待ち伏せの可能性が高い事が解っていたのであろう、一層高い警戒を抱いて進んでいた。
だが、世には解っていても回避出来ない事の方が多いのだ。

そして、昼過ぎ頃に戦闘が始まった。
狭路に敵が集中してきた後、そこに3部隊に分けたスケルトン兵の1部隊を投入、その場は乱戦となった。

そこに狭路の入り口にワープさせたエルフ部隊とスケルトン部隊、出口に待機させていたエルフ部隊とスケルトン部隊に命令を下す。
スケルトン部隊が改めて挟み撃ちの形で突撃をする
ただ、こいつらには前と違う点がある、それは油が入った瓶を抱いて突撃をしているというところだ。
続けてエルフ部隊がスケルトン兵ごと敵に火炎弾を放つ、すると狭路はたちまち火の海に包まれた。

戦士たちの断末魔の悲鳴が聞こえる。
ある者はあまりの熱さに自ら命を断ち、またある者は玉砕覚悟でやたらめったに突破しようと突っ込んでくる

ある者は魔法で消火をしようとしたり、ある者はそれでも冷静に対処をしようと懸命に突破口を探っている
私はそれを魔法玉で冷静に分析をし、連携をとられる前に1人1人潰していった。
この世に地獄があるのならば、それはここの事かも知れない……。

だがその中でも、まさに格が違う連中もいた。
3人の集団で、その1人が風の上位障壁魔法、サイクロンウォールで火が全く伝わってないどころか、スケルトン兵も近づけないでいた。
そいつらは一直線に…仲間の亡骸を踏みつけながら、最下層の方へと進んでいる。

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