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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 26

どうやら、シェルリエは倒された後にレイプされかけたようなのだ。
しかも、その冒険者は昔解雇した彼女の元部下だったという。
私は一先ず看病をエルフ達に任せ、同じく大怪我した大蛇の治療に取り掛かった。

712年8月10日
今日はシェルリエのお見舞いに行く
まだ包帯だらけであったが、私を睨むだけの元気があって安心する

高い回復効果があるが悪酔いするポーションを無理矢理飲ませると、泣き上戸となってポツリポツリと愚痴を話てきた。
その愚痴の原因を作ったのは私なのが笑えるが、話すことで幾分か気分が楽になったように見えた。


シェルリエが大蛇の事に触れて、「実験動物なら引き取ってもう私に近づけるな!!」なんて言ってきた。
だが、私が「あいつの親はお前しか居ないんだぞ!お前を守ってるんだ。そして…甘えたいだけなんだぞ!!」と言い返すとシェルリエは大切な事を気付かされたような顔をして俯いてしまった。

私はエルフの看護婦に退場命令を喰らい立ち退かされる
去り際に「名前をつけてやりな」と言い残し、その場を立ち去った。


追記
大蛇は何度も脱皮を繰り返して大分回復してきていたが、まだ傷が残っていた。
また脱皮の影響で、部屋に入れないくらい巨大になっていて、おろちの名に恥じない貫禄がついてきた。

712年8月13日
とうとう国王軍が動き出したらしい
姫将軍の国から落ち延びた没落騎士達や傭兵を吸収し、戦争を起こす規模で洞窟になだれ込んできた。
だが、なにやら変だ。この大迷宮を迷わずほとんどまっすぐにこちらに向かってきている

この調子だと明日にはここまでたどり着いてしまうかもしれない
私はエルフと共同開発した魔導トラップで足留めをしつつ全兵力を最下層に集結させる


712年8月14日
とうとう戦いの火蓋が切って落とされた。
完全に地の利はこちらにあるので、少々悲しいが、洞窟の一ブロックを水没させたりして、大量に敵戦力を削りにかかる
その甲斐あってか、絶望的な戦力差も完全に縮まり、残すは文字通りの精鋭だけとなった。

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