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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 11


712年6月16日 雨
今日は朝一に暗黒兵が謝罪にやってきた。私の部屋に侵入者を許したことを詫びたいらしい。
生前の人格の影響か、暗黒兵は責任感の強い性格のようだ。いかなる罰をも受ける覚悟とのこと。
そういうことならと、懲罰の名目で暗黒兵を犯すことにした。睨むような三白眼が怖いので、目隠しさせてのアブノーマルプレイだ。
暗黒兵の中は、鍛えているためか締まりが強くかなり窮屈だった。加えて乙女のまま死んだのか処女である。
出し入れするだけでも一苦労だったが、それはそれで味わい深かったので良しとしよう。
追記・行為後、暗黒兵の処女膜が再生した。面白いので今後暗黒兵は負ける度罰として犯すことにする。


712年6月17日
ポチに服と鎧を与え、ワーウルフとトロルの指揮官に就任させることにした。
エルフ戦に向けての戦力調整である。愛犬が部下になるというのはなんとも妙な塩梅だった。
首輪も外してやろうとしたのだが、それは外したくなかったらしい。処女を奪って以来初めてポチに反抗された。
そんなに首輪の付け心地が気に入ったのだろうか?魔物の趣味はよく分からない


712年6月18日 晴れ
今日はエルフが住むという泉の集落へ偵察に行ってみた。
警戒されるとマズイので、遠くから遠見の魔法でそっと集落の様子を窺う。
集落には木造の質素な家屋が点在し、その中央に豪奢な石造りの屋敷があった。おそらくあの屋敷がエルフ達のボスの住家なのだろう。
外壁や見張り台といった軍事設備は見当たらないが、代わりに大規模な結界が集落全体を守っている。
戦力がある程度整った今、あの結界攻略がエルフ捕獲作戦の鍵を握ることになるはずだ。明日はもう少し近くから結界を調査してみよう。


712年6月19日 晴れ/豪雨
結界を調査していたら大雨に降られずぶ濡れになった。運が悪い。体もダルい。風邪を引いたかもしれない。
とりあえず、結界攻略の糸口は見つかった。集落の傍を流れる河を利用するのである。
その河は、五月から続く雨天でいつ洪水を起こしてもおかしくないほどに増水していた。
あれなら豪雨が降った時に私が魔法で後押ししてやれば簡単に氾濫するだろう。
つまり、結界が設置されている土壌を洪水の濁流で押し流し、結界を維持できなくするのである。
そしてエルフ達が洪水と結界喪失に混乱している隙に、エルフのボスを誘拐してやるのだ。
エルフのコミュニティは統括者ありきなので、ボスを人質に言うことを聞けと脅せばエルフ達を従えることは可能なはずである。
スケルトン暗黒兵達は、逃げる私をエルフ達から守るディフェンダーの役目を担ってもらおう。
とにかく、これでエルフ捕獲の算段はついた。後は豪雨を待つのみである。
洞窟の入口に逆さのてるてる坊主を吊しておこう。



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