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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 74


「う・・・くっ・・・!?」
「あ・・・はあぁぁああぁッ♪」
(お、おいおい・・・何だ?何なんだよ、これ!?前とはまるで別物じゃねえかッ!?)

アレスは驚きを隠せなかった。何しろ人間ウルゥの膣内は魔物ウルゥと同一人物とは思えないほど心地のよい代物だったからだ。
ただ挿れただけだというのに、それだけですごく気持ちがいい。
今にも体が溶けて1つになってしまいそうな錯覚すら覚えていた。
一方人間ウルゥも初めて味わう一体感に、途方もない幸福感に満たされていた。
幼い頃から慕っていた男の子。
だけど自分から告白する勇気もなく、振られる覚悟もないがために今の関係に甘んじていた。
それが何の因果か、頭の中で何回も描いた夢が現実のものとなってしまった。
今まで彼女の中で押さえ込まれていた想いは堰を切ってあふれ出し、もうとどまることを知らない。

(ああお願い、神様!これが夢なら私を起こさないでください・・・!
 もう離れられない!もしまた幼馴染の関係に戻るだなんて耐えられない!)

ウルゥは必死に神に祈りながら、目の前の幸福を享受する。
ふってわいた幸運を与えたのは神ではなく我が身に巣食う悪魔であることなど気づきもせずに。
そしてあふれんばかりの幸福で満たされたウルゥは破瓜の痛みがないことにも気づかず、夢中になって腰を使い出す。
好き。大好き。愛してる。
そんな今まで秘められてきた想いのたけをすべてブチ負けるかのように。

「う、おおッ!?ま、待てッ!?ちょ、ちょっと待てウルゥッ!!」

それに対しあわてたのはアレス。
挿れているだけでもすごかったというのに、激しく動かれることによって途方もない快感がアレスに送られる。
別に射精することにためらいはないが、こんなにも早く出そうになってしまったことに、アレスのプライドと本能がそれを忌避していた。
しかし長年の想いを遂げた彼女はそんな言葉では止まれない。
ウルゥは早く出せとばかりにさらに腰を動かすピッチを上げ・・・。
そしてついにその瞬間が訪れた。

ドクンッ!

「うッ!?」
「ふああぁあぁぁッ♪」

アレスの抵抗むなしく、彼の精液がウルゥの子宮に注がれていく。
愛する男の子供をはらむかもしれない・・・そんな淡い期待がウルゥの心を満たしていく。
そして改めて実感するアレスへの想い。
理由をつけて最後の一線どころか告白さえできなかったウルゥ。
しかし最後の一線を越えた今、彼女を縛るものは何もない。
解き放たれた想いは彼女の殻を破り、気弱な彼女を成長させた。

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