5大聖龍とその女達 59
「この女、おとなしそうな格好や性格してるが、結構耳年間みたいだぜ?
いつオマエに抱かれてもいいように、いろいろ『練習』していたみたいだしな」
そんなまさか、アレスは即座に否定する。
しかし寄生した魔物が生まれたてにもかかわらず、これほどの知識を得ていることを考えれば、それがあながちうそとも思えない。
アレスが言葉に詰まっていると、魔物ウルゥは何かおもしろそうなおもちゃを見つけたような無邪気な笑顔である提案を持ちかけてきた。
「くくっ。そうだ、せっかく宿主が念願のオマエと添い遂げられるんだ。
ちょっとばかりおもしろい演出をしてやろうか?」
「え、演出だと・・・?」
「ああ。こういうことさ・・・」
魔物ウルゥはそう言って、いったんアレスから離れるとゆっくりとした動作で大きく膨らんだ乳房と股間にそれぞれ手を伸ばす。
「ねえ、見て・・・『アレス君』っ・・・」
「・・・っ!?」
その瞬間、アレスの背中に怖気が走った。まさか・・・まさかコイツ!?
アレスが動揺する中、魔物ウルゥの『演出』は続く。
「ほら・・・高貴な魔物様に寄生されていただいたおかげで、私の胸、こんなにおっきくなったんだよ?
しかも、ほら・・・!ンっ・・・!」
ピュルッ!ピュルピュルッ!
短い喘ぎとともに魔物ウルゥが左手に力を込めてもむと、そのもまれた乳房の頂点から白く小さなしぶきがほとばしった。
処女にも関わらず、魔物に寄生されたウルゥの身体は母乳を出すようになってしまったのだ。
「うふふっ・・・アレス君を喜ばせられるように、おっぱいが出てくるようになったんだよ・・・!
それに・・・ココも・・・ほら・・・!」
ヌチャぁっ・・・、
伸ばした右手の指で秘裂を開いていく。
そこはすでに十分なくらい、愛液で潤っている。
「これからずうっとアレス君の子供を埋めるんだって思ったら、それだけでもうこんなになってるの・・・。
・・・アレス君、どうしたの?もっと喜んでよ。
せっかく私の全てがアレス君のものになるんだよ?」
しかしアレスはそれを見ても興奮する気配さえ見せない。
それどころか、何かおぞましいものを見せられたように震えている。
「よせ・・・!やめろ・・・!」
「この程度じゃ興奮しないの?じゃあもっといやらしいところを見せてあげる・・・。
襲いたくなったらいつでも抱いてね?
私、アレス君を受け入れる準備ならいつでもできてるから・・・」
アレスの言葉を無視して魔物ウルゥは大きく膨らんだ乳房を持ち上げ、唇に含む。
そして残った手の指はウルゥの秘裂のさらに奥へともぐりこもうとする。
もう、限界だった。
「よせっ!やめろっ!」