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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 58


「お、おいラムサっ!?」

あわてたアレスが彼女に声をかけるが反応はない。
安らかに寝息を立てているあたり、気を失ってしまったらしい。
一瞬、腹上死させたかと思い、あせったアレスは思わずため息を1つ。
しかし安心するのはまだ早い。
本日最後のメインディッシュはアレスの背後で、その順番を待っていたのだから。
ウルゥは不敵な笑みを浮かべながら、アレスを嬲り回すように見ている。
それは待ちに待った獲物を喰らうかのように。
アレスもその怖気ましい気を感じ取り、ゆっくりと背後を向いた。

「漸く俺の出番か、待ちくたびれたぜ」

ウルゥは座っていた石からひょいっと立ち上がる。
首をコリコリと鳴らしながら、アレスに近づいて行った。

「なるほど、この大きさならあの嬢ちゃんがお前に惚れるのも分かるぜ」

アレスのモノはラムサとの一戦を終えても尚、剛直を保っている。


「お前なんかに言われても嬉しくねーよ」

「ははは、よりゃそうだ。さて、早速始めるとするか。先に言っとくが、余計なことしたら命はないと思え」

「ああ」



心底楽しそうなご様子で笑う魔物ウルゥ。
しかしその笑顔にはどこか邪悪なものを感じ、それがさらにアレスを不愉快なものにさせていく。

(くそっ、ウルゥにあんな笑顔をさせやがって・・・!)
「いい答えだ。それじゃ始めようか」

魔物ウルゥはそう言うと、無造作にアレスの懐に飛び込むとアレスの唇を奪った。
舌がねじ込まれ、アレスの口の中に自らの唾液を刷り込むように丁寧に舐め上げる。
まだ処女とは思えない、熟練の舌技にアレスは驚き、思わず口を離す。

「ンっ・・・、何だ?急に暴れだしやがって。ウブなネンネじゃあるまいし。
 もしかして怖気づいたのか?」
「ち、違うっ!生まれたてのくせに、キスがうまいからビックリしただけだっ!」
「ああ・・・。そのことか?くくっ・・・そうだったな。
 まだ言ってなかったな。他はどうか知らんが、オレは宿主の脳からいろんな知識や技術を学習できるんだよ」

小バカにしたように笑いながら、魔物ウルゥは自らの生態を明かす。

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