5大聖龍とその女達 55
「かもしれない」だけでも感謝に値する情報だった。
あとはスキを見て、ラムサの古い知り合いとやらを見つけ出せばいい。
そんなことを考えていると、突然背中に激痛が走った。
話を聞かれたか?と肝を冷やしたアレスは背後を振り向くが、そこには悠然と墓石に座ってニヤニヤと笑う魔物ウルゥしかいなかった。
「こ・・・のぉっ、大たわ、けぇ・・・!」
声に反応して見れば、そこには不機嫌そうな顔をしてこちらをにらむラムサの姿が。
彼女はぐいとアレスを抱き寄せると小声でボソボソと怒鳴り散らす。
なかなか器用な娘である。
(心配なのはわかるが、いつまで他の女のことを考えているつもりだ!?
あの娘のことを救いたいと思うのなら、我にもそれなりの報酬を返せっ!)
(ほ、報酬?)
(そうだっ!正妻である我を愛せ!あの下等生物より早く我を孕ませろっ!
それが我の夫となった汝の責務であろう!?)
ラムサの身勝手な言い分に、アレスは少しカチンと来た。
しかしここでケンカになれば、魔物ウルゥに怪しまれるし、下手をすれば彼女を救う手立てを失うことにもなりかねない。
それに利害の一致とは言え、ラムサはウルゥ救出の手伝いをしてくれるのだ。
そのお礼はせねばなるまい。
アレスはこみ上げた怒りを飲み込むと、ラムサの唇を奪い、情熱的なキスを交わす。
「むぐっ・・・!?ンっ、ン〜〜〜ッ!?」
さらに空いた手で秘裂と乳首をいじり、3点攻めに移行。
性に目覚めたばかりのラムサの身体は、敏感に反応し、あっという間に絶頂に達してしまった。
(ありがとよ、ラムサ)
(・・・?)
ボンヤリとした瞳でアレスを見るラムサ。
絶頂に達したばかりでまだ思考力が戻ってないのだろう。
(まだ子持ちになるつもりはねえけど。
お礼代わりにしっかり気持ちよくさせてやるからな!)
アレスはそれだけラムサに言うと、自身の剛直を取り出してラムサの秘裂に突っ込んだ!
「んああっ!?」
いきなり奥まで突っ込まれて、ラムサはビクビクと痙攣する。
どうやら今ので軽くイッたようだ。
「この、たわ・・・けぇ・・・っ!
わ、れを・・・突き殺す・・・つもり・・・かぁ・・・っ!?」
案の定、ラムサは軽い非難を込めた視線で文句を言ってきた。
密談する必要もなくなったので、声も幾分か大きくなっている。
もっともこれはアレスも予想していただけに、苦笑を浮かべるしかない。