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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 36


最後にエリア。いつも色香を重視して露出の激しい格好をしている彼女だが、今回は露出を抑え、控えめな格好をしていた。
しかしそれでも彼女の素の美しさは損なわれることはなく、むしろ強調されているようにさえ感じる。
特に胸の辺りはその爆乳が窮屈そうに押し込められていて、普段の格好よりよほどいやらしい。
アレスは見てはいけないものを見てしまったような気がして、あわてて背を向けた。

(い、いかん!ここは危険だ!
 な、何で服を変えただけでこんなにも色っぽくなるんだよ!?)

素材がよすぎるだけに、目の保養通り越して目の毒になりつつある4人の服装に、アレスは慌てて部屋から逃げようとする。
しかし服の評価を聞いていないラムサとエリアがそれを許すはずもなく。
アレスはあっという間に2人に取り押さえられてしまった。

「こら。妻が新しい服が似合っているか聞いているのに、逃げるとは何事だ」
「そうそう。妻のところは別として、感想もなしに部屋から出るって言うのはお姉さん、納得できないなぁ〜?」

だがアレスはそれどころではない。
ただでさえ4人の魅力に参っているというのに、ラムサとエリアに抱きつかれては、自分の理性を保てる自信がない。
アレスは服越しに感じる2人の胸の感触に辟易しながら2人を引っぺがそうともがきまくった。

「ば・・・バカ、2人とも離せっ!
 た、ただでさえおまえらの色香に迷いそうだってのに・・・!」
「「え・・・?」」
「・・・アッ!?」

アレスの言葉に敏感に反応したマリーとウルゥに、アレスはようやく自身の失言に気がついた。
こうなれば問答は無用。力づくで逃げるしかない。
そう思って逃げ出そうとしたその時だった。

カンカンカンッ!カンカンカンッ!

『!!』

突如、家の外から金属を叩くような音が聞こえてきた。
村の住人であるアレス・エリア・マリー・ウルゥはその音の意味することを悟って全身に緊張を走らせた。

「アレス!この音は・・・?」
「魔物の襲撃を知らせる合図だ!
 くそっ!魔王のせいで魔物でもが活発化でもしやがったのか!?」

アレスは武器を手に取るべく急いでクラスコフのいる部屋へと向かう。
ラムサたちも急いでその後を追う。
そこでは同じように合図を聞いて目の色を変えていた村長がいた。

「村長!」
「アレス!すまんが、村人の避難が済むまで魔物の相手をしていてくれ!
 ワシも避難が済み次第、すぐに応援に向かう!」
「わかった!」
「こ・・・こら、我を置いて行くではない!」

ラムサたちを無視して、アレスはテーブルの上のエクセリオンを手に取ると、そのまま魔物を迎撃するべく外へと飛び出した。

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