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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 34


バタンッ!

台風一過。アレスとクラスコフの脳裏にそんな言葉がよぎった。
いきなり現れ、隣の部屋に消えた台風は、今度は隣の部屋で何やら騒ぎ始めたが、2人は何も聞こえないことにした。

「悪いな、村長。帰ってきて早々迷惑をかけちまって」
「気にするな。この程度のことなど日常茶飯事じゃったろうが。
 少しでも悪いと思うならさっさと納まるところに治まってしまえ」

村長としての苦言に、アレスは苦笑を浮かべるしかない。
アレスも3人のことは好きだし、3人が自分に好意を持ってくれているのもわかってはいるのだが・・・。
いざ1人を選ぶとなると、どれも優劣つけがたいと言うのが本音であった。
要するに友人・家族としての好意はあっても恋愛感情までは持っていないのだ。
もったいない話である。
・・・まぁ、だからこそ村の若い男衆から手荒い洗礼をたびたび受けているのだが。

「アレスちゃーん!着替え終わったからちょっとこっち来てくれるーっ!?」
「へーい!」

アレスはもう一度片手でクラスコフに謝罪のサインを送ると隣の部屋へと入っていった。
そこで着替え終えた彼女らを見たアレスの第一声は、とても冷たいものだった。

「・・・おまえら、一体何やってんの?」

それはおよそ彼女らの着たことのないめずらしい衣装であった。

「うふふ〜♪どう、アレスちゃん?似合っているかな?」

普段踊り子という職業柄、露出が激しい格好の多いエリアは白を基調としたドレス風のワンピースを着ている。
清楚を思わせる白い服を着た彼女にはどこか気品みたいなものがあり、自由奔放などこぞのお嬢様をイメージさせた。

「うう・・・っ。あんまり見るなよぅ・・・」

対するマリーはメイド服。
慣れない服が恥ずかしいのであろう、身を縮こまらせているその様子はアレスのイタズラ心をくすぐらずにはいられない。

「エリアさん、ひどいですよ・・・。
 私、あんまりスタイルよくないのに・・・」

ウルゥ。こちらは何とバニースタイルでのご登場だ。
村では平均レベルの胸とは言え、普段の服の上から見えなかったバランスの取れたプロポーションが初めてアレスの前にさらされている。

「ふむ・・・。これは動きやすい。
 どうおだ、アレス?我にこの服は似合っているか?」

最後にラムサ。こちらは体格に合わせて体操着でのお出ましだ。

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