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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 28

ウルゥの服は可愛さ重視している。
そのため、2人とは対照的に色気を抑えている。

「ど、どうですか?」

「うむ、我の時代にはなかった衣服だな」

ウルゥが選んだ服はピンクのワンピース。
それと髪の右側に花をアクセサリーとして使用している。
これまでのイメージとは大分違うため、二人も驚きを隠せなかった。

「わぁ…可愛い、ラムサちゃん」

「うん、これはいいんじゃないか?」

「2人ともありがとう」

エリアとマリーから思った以上の評価をもらってご機嫌なウルゥ。

ただ、可愛さを重視したコーディネートといっても、やはり出るところは出ている。
服の上からはラムサの爆乳が覗え、これでも十分魅力的だ。
しかし当のラムサはそんなことは気にせず、自分の着ている服を観察していた。

「そういえば、さっきから胸の辺りが変な感触なのだが、これはどうしてだ?」

「そ、それは、ブラジャーを着けてないから、胸が直接服に当たってるんです!」

「『ぶらじゃー』とは、さっきの胸当てのことか?あんなのきつくて付けてられるか!」

「あうっ!?」

村の平均レベル『しか』ないウルゥはラムサの『あんなのキツくて』発言に思わぬダメージを食らってよろける。
ちょっと外に出れば十分大きいのに・・・不憫な娘である。

「だが・・・うむ、胸やら尻の感触にさえ慣れれば結構動きやすいな」

今まで下着はおろか、服らしい服を着ていなかったラムサは手や足を動かしながら着心地のよさを確認する。
ウルゥがさっきの発言で大ダメージを負ったことには気づいていないようだ。

「後はこの腰巻の長さと袖の長さを調節すれば、問題ないな」
「えっ?袖やスカートをいじっちゃうの?
 せっかくかわいいのに!」

洒落っ気などまるで気にしないラムサの発言に、エリアは思わず抗議の声を上げる。
しかしそれがわからないラムサは何がいけなかったのか、さっぱりわからない様子で返事をする。

「む?しかしこんなに腰巻が長くては走るのにジャマだし、手刀を出すたびに服を破ってしまうぞ?」
「むぅ〜・・・っ。そーゆーことじゃありません!
 ラムサちゃん!あなたは女の子としての自覚が足りなさ過ぎます!」

踊り子という職業柄、外見には人一倍気を使っているエリアが腰に手を当ててラムサに怒る。
そんな彼女の様子にマリーは『また始まったか』と言わんばかりの表情を浮かべる。
マリーも今でこそオシャレに気を使うようになったが、昔は猟師という職業上、おしゃれにはまるで無頓着だった。
そんな彼女にオシャレのイロハを教えたのが、他ならぬエリアであった。
エリアになぜ恋敵である自分にそこまでするのか不思議に思い、聞いてみたことがある。

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