5大聖龍とその女達 26
問答無用で引っ張り込まれたラムサは、3人娘たちにちゃんとした服を着るように迫られていた。
「だからいいと言っておろう!?
我は少々の寒さや暑さなど平気だし、
裸を見られたくらいで、いちいち目くじらなどたてたりはせん!」
「だからそれが問題だって言ってんだろ!?」
「そんな格好で外を出歩いたら行く先々で問題を起こしちゃうでしょ!」
「今までは山に住んでいたからよかったかもしれませんが、これから人の多いところで生活するんです!
あきらめて人間の風習に従ってください!」
「や、止め・・・あーっ!?」
ラムサは更衣室に放り込まれ、唯一の服であるボロローブを引っぺがされる。
見た目はお子様だが、顔立ちもよく、不釣合いなほど張り出したプロポーションに3人娘(特にウルゥ)は軽い嫉妬を覚えた。
「うーふーふー・・・」
「安心しろ、あたしたちだって女だ。
オマエに恥かかすようなカッコはさせねえよ」
「ちょ・・・ちょっと待て、汝ら!
何だかものすごく怖い目をしておるぞ!?」
「気のせいですよ、気のせい。
さあ、まずは下着から着させてあげますよー・・・!」
「まずはこの白くてかわいいヤツから・・・!」
「ちょっ・・・待っ・・・!アーーーーッ!?」
本日2回目のラムサの悲鳴が上がり、更衣室は自身でもあったかのようにドッタンバッタンと揺れ動く。
何やら3人の初期の目的からズレてきているような気がするが、気のせいだろうか?
「うわっ!何、このやわらかさ!?」
「い、痛っ!乳をつかむな、乳を!」
「こ、この身長でこんなに大きいだけでも許せないのに、こんなにやわらかいなんて・・・!」
「う、ウルゥ?おまえ、目の色が変わってるぞ?」
「ラムサちゃんの身長でこの大きさじゃあ、ブラはちょっと無理っぽいわねぇ・・・」
「あ、ならサラシでいいんじゃね?」
「いだだだっ!?痛い、痛いっ!?」
「キャーッ!何やってんの、ウルゥちゃんっ!?」
「な、何やってんだ、落ち着け、ウルゥっ!?」
「ううっ、巨乳なんて巨乳なんてぇっ!」
・・・その後、店員に厳重注意を受けた4人は、気を取り直して今度は服の選択に入る。
「うう・・・すみませんでした・・・」
「まったく。で、ラムサ?着る服はどんなのがいいんだ?」
「我に拒否権はないのか・・・」
「そんなもの最初からありませーん♪
ねえ、マリーちゃん、どうせなら私たちの服を着せてみたらどうかしら?
どうせラムサちゃんのことだから、どんな服がいいかわからないだろうし」
「・・・ん。そだな。似合わなきゃ、選び直せばいいわけだし」
「こ、コラ、勝手に・・・」
「問答・・・」
「「無用っ♪」」
・・・10分後。まずは色香重視の踊り子スタイル(byエリア)を着せてみた。