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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 19

即答。そこには一切の迷いがない。
事実、彼女の覚悟は着ている服を見ただけでも伝わってくる。
マリーが健康的な色気の塊なら、こっちは男を誘惑して止まない魅惑と妖艶の塊だ。

「ぐっ・・・!」

さすがにあそこまで大胆にアレスを誘惑できないマリーは言葉に詰まる。
しかしここで引くわけには行かない。

「へ・・へんっ!そんなに色気振りまかなきゃアレスに振り向いてもらえないなんて大変だなっ!」
「あら、それはマリーちゃんだって同じではなくて?」
「何いぃっ!?」
口ケンカを始める2人のそばで、残されたウルゥは自分の胸をもにもにと揉んでいた。
世界レベルでは平均以上でも、この村では平均レベルのウルゥにはあの2人のような大胆さもなければ、優れたプロポーションもない。
もちろん、アレスがそんなことを気にする人間でないことはよくわかっているものの、やはり振り向いてもらいたい立場としては女の武器の1つや2つは持っていたいのである。
それなのに自分の着ているのは普段よりちょっとおめかししただけの普段着。
青と白を基調とした洋服はかわいいものの、長袖・ロングスカート着用のため、にじみ出る女の色香は3人の中でもっとも低い。

「2人とも、いいなぁ・・・」

ぎゃいぎゃい言い争う2人を見ながら、ウルゥはポツリとつぶやいた。
さて、幼馴染3人がそれぞれ自己主張している中、アレスとラムサは何をしていたかと言うと。

「ほれっ、いつまで寝ておるつもりじゃ!
 さっさと起きて我をお前の家族の元まで案内せんか!」

アレスはいいかげんヒマを持て余していたラムサに、ようやく深い眠りの世界からたたき起こされようとしていた。
「ふごっ!」

ラムサに頭を殴打され、漸く意識を取り戻したアレス。

「ぺっ、ぺっ、てめぇどんな起こし方しやがる!口ん中に土入ったじゃねぇか!」

「いいではないか、寧ろ我に感謝してほしいくらいだ。我が起こさなかったらいつこの世界に戻っていたか分からんぞ?」

「なぁにぃ〜!!」

アレスとラムサが口喧嘩している間に3人は漸くアレスが目を覚ましたことに気づく。

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