PiPi's World 投稿小説

5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 176
 178
の最後へ

5大聖龍とその女達 178


「さて、私はそろそろ失礼させてもらうとしよう。
 私の選んだオスとして、せいぜい頑張ってくれよ・・・?」
「お、おい!おまえ、いったい何を知って・・・!」

言いたいことを言いたいだけ言った魔物ウルゥはアレスの問いに答えることなく、そのままベッドに倒れた。
アレスがあわてて駆け寄るも、彼女はすでに安らかな寝息を立てていた。
どうやら引っ込んでしまったらしい。
強いオスの子供を産みたいと言いながら、なぜかアレスに肩入れする魔物ウルゥ。
その意図がわからず首をひねるアレス。
だが彼にはそんな余裕などなかった。
戦いを前にもう1つの危険がすぐそこにまで迫ってきていたからだ。

バァン!!

勢いよくドアが開かれた。
誰かが起こしに来たのか、タイミングは最悪である。
寄生虫のせいでウルゥは服が脱がされ、裸。
しかもベッドの上でスヤスヤと眠っている。
アレスは何もする事ができず、静かに「終わった」と悟った。

「アレスちゃん、おはよう!!今日もいい・・・てん・・・き!?」

やって来たのは、エリア。
寝巻き姿で来たのだが、着ているのは紫の薄いネグリジェ。
だが、ネグリジェは彼女の巨大な胸で胸を隠すのが精一杯で、下は丸見えだ。
もちろん、乳首は透けて形も丸わかり。
彼女自身、アレスを驚かせようとこのような格好で来たのだろうが、タイミングが悪すぎた。
エリアもちょっとはHな期待をしていたが、もう今となっては水の泡。
そして少しずつ鬼の形相へと変わっていった。

「アレスちゃん?これはどういう事!?ウルゥちゃんと何をしていたのかしら!?」

「ち、違うんだエリア!!これには訳が・・・」

「この状況で言い訳するの?アレスちゃん?男のくせに見苦しいわよ!?」

(まさか、アイツこうなると分かってて逃げたな!チクショー!!)

漸く、魔物ウルゥの魂胆がわかった所でもう遅い。
だが、項垂れている間も隠れてエリアのHな格好を拝んでいるところは流石である。

「せっかく、アレスちゃんに襲って貰おうと思ってこんな格好までして来たのに」ボソボソ

「えっ、何か言った?」

「いえ、何も。それよりもアレスちゃん、凄く落ち着いているけど、心の準備は出来ているのかしら?ウフフ」

「うっ!?」

至福の一時から一気に地獄へと転落させられたアレス。
今の状況を説明するにしても、どこから説明していいのやら。
そしてアレスの経験上、災難は災難を産み、新たな災害となって、襲ってくるのである。

「アレス、起きてるか?一緒に食事で・・・も!?」

やって来たのは、ラムサ。
起きたばかりなのか、眠たそうに頭をくしゃくしゃしながら部屋に入って来た。
しかし格好はシャツ1枚のみ。
ボタンが今にも悲鳴をあげそうなくらいピッチピチである。

「お〜いアレス、起きたんなら飯行か・・・ね!?」

次にやって来たのは、マリー。
上半身裸に下はショーツだけのあられもない姿で登場だ。
鍛えているだけあって、身体の引き締まりは抜群である。
申し訳程度に首から掛けているタオルが何か悲しい。

「ご主人様、おはようございます。もう起きてます・・・か!?」

さらにやって来たのは、メルディア。
服ではなく、下着姿で登場だ。
以前着けていた勝負下着とは事なり、今度は白のスケスケ下着。
乳首から下のゾーンまで全て丸わかりだ。
全く持って、この下着を渡した街の人はGJである。

「おい、起きてるなら早く降りてこ・・・オヤオヤ」

さらにさらにやって来たのは、シズク。
早く起きていたのか、4人とは異なり、既に戦闘服に袖を通している。
アレスが心の中で落胆したのは言うまでもない。

それにしても、アレスにHな期待を寄せてHな格好(シズク以外)をして来たのだろうが、ここは街の宿屋。
一歩間違えば、他の客に見つかるかもしれないのに、平然とアレスの部屋まで来るのは凄い。

「アレス、我という妻がいながら、これはどういう事だ!?」

「ま、待て!落ち着いて・・・」

「この状況で落ち着いていられると思うか?洗いざらい全部話して貰おうか?」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す