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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 173


それに耐えかね、堪忍袋の緒が切れたシズクは激情のままに唯一自由である足でアレスの顔面を蹴り上げる。
が。座ったままの態勢で繰り出される蹴りの威力など、たかが知れている。
アレスもそれを読んでいたようで、必要最低限な動きでヒョイとかわすと蹴り上げられた足を取って攻撃を封じる。

「あっ・・・!?」
「おいおい、ちょっと気が早すぎるぜ?
 いくらガマンできないからって股をおっぴろげてオレを誘うなんて」
「ち、違・・・うぁンッ!?」

シズクはアレスの言葉を否定しようとしたが、言い切るより先に今度は秘裂のほうに指を突っ込まれる。
最初こそ濡れ具合を確かめるようなソフトなタッチであったものの。
濡れているとわかるや否や、乱暴に指を突っ込んでシズクを悶えさせる。
濡れていると言っても少々指先を濡らした程度。
その状態で指を受け入れなければならないシズクはたまったものではない。
快楽にすらならない痛みに耐え、軽減するために身体は大慌てで大量の愛液の分泌を開始する。
彼女の身体も理解したのだ。早く準備を整えないと、目の前の男に犯されると。
そうしなければ胎内が傷だらけにされてしまう、と。
シズクは世界を旅してきた、屈強な戦士である。
ここに来るまでに数えきれないほどの勝利と敗北を重ね、危機を切り抜けてきた。
しかしそんな彼女が今、目の前の1人の男に恐怖を感じた。
生き物としてではなく、彼女のメスとしての部分が目の前のオスに恐怖を覚えたのだ。
だがアレスがそんなことくらいで一度握った主導権を離すわけがない。
シズクは身体をよじって逃げ出そうとするが、尻をいやらしく振ってしまうばかりで逃げ出すことすらおぼつかない。

「おいおい、何そんな物欲しそうに尻振ってんだよ?
 もしかしてもうガマンできなくなったのか?」
「ち、違・・・!」
「しょーがねーな。それじゃあよくばりなシズク様のリクエストに応えてやるよ!」
「ばっ、バカ!違・・・!や、やめ・・・!ひやぁぁあああぁッ!?」

アレスの言葉を否定する間もなく。
シズクの秘裂にアレスの剛直が突き入れられた。
一息に最奥まで貫かれたシズクは、陸に上げられた魚のように口をパクパクさせながら喘いでいる。
もしかしたら今の一撃でイッてしまったのかもしれない。
だがアレスは容赦しない。そのまま乱暴に腰を振ってピストン運動を開始する。
「んあああぁぁぁッ!?おおっ、あうあああぁぁぁああぁッ!!」

獣じみた悲鳴を上げるシズク。
目からは涙、口の端からよだれを垂らしてあえぐその様子からはとても彼女が戦士であるとは思えない。
それはまさに男に蹂躙される、1人の女でしかなかった。
襲われるという初めてのシチュエーションに、シズクはすでに何回も絶頂に達している。
しかしアレスの容赦のないピストン運動にイッたそばからまた何度も何度も絶頂させられるのだ。

(く、苦し・・・!気持ちよす・・・こ、壊れ・・・!)

絶頂に次ぐ絶頂で、シズクは物を考えることすらおぼつかない。
人間、一度絶頂を迎えるとそれ以上の快楽を受け止めきれず、苦痛として認識してしまう。
またそれとは別に、人体には苦痛を受け続けると脳を守るためにその信号を快楽に変換する機能がある。
今の彼女はこの2つの機能が同時に発動している状態、言わば苦痛を感じては快楽を覚えてしまう無限ループに突入していた。
苦しいのに気持ちがいい。気持ちいいのに苦しい。
苦痛と快楽が交じり合い、わけがわからなくなる。
もはや悲鳴も出しつくし、声も枯れてきたころ。
これでもか言わんばかりにシズクをなぶり続けたアレスが新たなアクションを起こした。

「オラっ、何1人で勝手にヨガってんだ!
 ちゃんとこっちも気持ちよくしねえかっ!?」

パシーンッ!

「ひゃぐッ!?」

ずっとイキっぱなしで締め付ける力が緩んできたのを感じた彼は、気つけ代わりにとシズクの尻を叩き始めたのだ。
苦痛と快楽の区別がつかなくなっている状態で、この平手打ちはたまらない。
シズクの身体は尻を叩かれるたびに必死になってアレスの剛直を締め付け、快楽を提供した。
もはや彼女の頭脳は働いていない。洪水のように流れてくる快楽と苦痛の処理で手いっぱいだったのだ。
この状態が長く続けば、いかに屈強な戦士であるシズクと言えど、腹上死は避けられなかっただろう。
でも幸いアレスもこれ以上の射精を我慢することはできなかった。
アレスは最後の仕上げとばかりに持てる力をすべてピストン運動に注いで射精の準備を整えていく。
擦り切れんばかりの勢いに、シズクの脳内ではいくつものニューロンが火花を散らす。

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