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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 15

「んぐ、アレス、言ったではないか……山にずっと居続けた我を『俺がお前と結婚してやるから、この山を出るぞ』って」
ピキピキピキピキッ!
さらに空気にヒビが入り、ますます険悪な状況に……
それと同時に後ろの悪寒も段々強くなる。
(おい、確かに一緒に山を出るぞとは言ったが、結婚するなんて一言も言ってねーぞ!)
やはりこいつを連れてきたのは間違いだったのか、アレスは今更ながら後悔という二文字を噛み締めていた。
「おい、アレスぅ〜、あたしが一瞬であの世までブッ飛ばしてやろうか? そうすりゃあ一気に楽になるぜ?」
マリーが後ろから手をポキポキと鳴らしながら、問いかけてくる。
「いや、遠慮するよ……」
マリーから離れると次はエリアの尋問が開始された。
「ねえアレス、私ってそんなに魅力ない?だからあの子と結婚するの?」
今度はエリアが下からこっちを見てくる。
しかも目がうるうるしていて、ビキニ越しに爆乳が目に入る。
(やっぱでけぇ、じゃなくてっ!)
「エリアは十分魅力的だ、それにあいつの言っている事は全部嘘だ。気にするな」
「そ、そう?」
エリアは半信半疑だが何とか納得したようだ。
そして最後にウルゥの番がやってきた。
「アレス君、あの子の言ってる事って本当なの?ねぇ?」
ウルゥはアレスの腕に抱きついて悲しそうな表情を浮かべる。
その際、エリアほどないが、形のいい胸が腕にあたり、少々ご満悦なようだ。
(あぁ〜、気持ちいい……じゃなくて!)
「もちろんあいつの言ってる事は嘘だ。それに俺はゾーマを倒しに行くんだぜ?結婚なんて出来ないよ」
「う、うん……」
何とか被害を最小限に留めたアレスだが、ヒビが砕けるのも時間の問題。
このまま何も起きないでくれと願うアレスをよそに、ついに止めの一撃が放たれた。
「ん?そう言えばここに来る途中、アレスがお前たちのことを話してくれたぞ」
「「「えっ!?」」」
(お?これはもしかするともしかして)
実はここに来る道中、アレスはラムサに3人のことを話していたのだ。
『里には仲のいい幼馴染がいるんだ。ちょっと変わってるけど、俺の大事な友達だ』と。
これでアレスは救われたと思っただろう。
だが現実はそう都合よくはいかない。
「たしか……『あいつ等とのS○Xは最高だけど、ラムサに比べればあんなのS○Xじゃなかったな』って言ってたぞ」

………はぁっ!?

アレスは一瞬耳を疑った。
目をパチパチとしながら、状況を整理する。
だが事態はこれにより最悪の事態へと一気に変貌を遂げた。

「アレス!まさかお前がアタシのことをそんな風に思っていたとはな?許さん!!」

「マリー……」

「アレス!やっぱり私魅力ないんじゃない、嘘つき!

「エリア……」

「ぐすっ…アレス君、ひどいよ…わたしがどんな気持ちで…アレス君と…んぐっ」

「ウルゥ……」

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