PiPi's World 投稿小説

5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 138
 140
の最後へ

5大聖龍とその女達 140

「んちゅ・・・」

エリアがアレスにキスをした。
濃厚な感触、いや麻薬だろうか。
それだけでアレスの理性はもう堕ちてしまった。

「エリア、いいのか?」

「続きは、ベ・ッ・ドで」

そして二人は奥にある寝室へと消えていった。
ソファーで寝ているマリーにも罪悪感はあるが、そんなこと気にする余裕もない。
二人の頭の中は性欲と満たすことで一杯だ。
二人の淫声は朝まで鳴り響いた。




翌朝、まだ少し寝足りないのか、目をショボショボしながら、エリアは目を覚ました。
今日はあまり寝てないのに、いつもより清々しい気分だ。

それは隣で疲れて眠っているアレスのおかげだろう。

あれから寝室に入った二人はベッドに入るや否や行為に耽った。
フェラ、パイズリ、胸愛撫、膣内外射精などしたい事は何でもさせたし、してあげた。
途中アレスの口から魔物に対しての愚痴なんかも飛んできたが、愛しの彼の為ならばと思ったら全然平気だった。
もう何度射精されたのか分からない。
昨日アレスに処女を捧げたばかりなのに、今のエリアにとってはかなり苦しいはずなのに、それでも嫌な顔一つせず、アレスに尽くした。

(アレスちゃんの寝顔、カワイイ)


エリアはアレスの頬をつつきながらご満悦に浸る。
アレスはよほど深い眠りについているのか、不満げに『うぅん・・・』とうなるだけで目を覚まさない。
エリアはアレスの寝顔をたっぷり堪能すると。
ベッドから下りて衣服をまとい始めた。
その顔は眠り続けるアレスを気遣ってのものではない。
まるで戦いに向かう戦士のそれであった。

「さて・・・と。それじゃお姉さん、ちょおっと行ってくるわね〜?
 大丈夫、すぅぐ帰ってくるからね〜♪」

エリアはそう言い残し、その場を後にする。
向かう先はメルディアの部屋。
ウルゥの身体に起きている異変、そしてその治療法の真偽を確かめに行ったのだ。
事と次第によっては、自分の命と引き換えにしてでもそれ相応の報いを与える覚悟で。
メルディアはすぐに見つかった。
彼女は小屋のすぐそばの湖のほとりで、1人たたずんでいた。

「あ、メルディアちゃ〜・・・ん?」

何気ない風を装いながら、声をかけようとしたその時。
エリアはメルディアの異変に気がついた。
それは今の自分と同じく、何かの決意・覚悟をしたものの発する気配。
その気迫を感じたエリアは、メルディアを呼びかけようとした途中で言葉に詰まってしまった。
だが一度出した声はもう引っ込めることができない。
呼びかけに気づいたメルディアが振り向いた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す