5大聖龍とその女達 139
身に着けているのは昼間、シズクが切り落とした毛布の切れ端。
もう裸同然の格好で抱きつかれて、豊満な胸の感触がダイレクトに伝わってくる。
「アレスちゃんはいつもそう。私たちに心配を掛けたくなくって、自分で悩みを抱えるの。
それがアレスちゃんのいいところでもあり、悪いところ」
「エリア・・・」
「アレスちゃんは優しいから、私たちに心配を掛けたくないんでしょうけど、でも親友が危険なことになっているのに何も出来ないなんて嫌」
「・・・」
「お願いアレスちゃん、本当のことを話して。きっと力になれるわ」
アレスは少し考え、エリアに全てを話すことを決意した。
辛いのはエリアだって同じ。
このまま黙っていても、いつかはバレるし、いつかは話さなければいけないことだった。
後々話すよりここで話したほうが、精神的にも楽ではないが、大変なことになったときに話すよりかはずっといい。
「エリア、ゴメン。あと、ありがとう。ウルゥのことちゃんと話すよ」
「アレスちゃん・・・」
アレスはエリアに全てを話した。
魔物のこと、ウルゥの状態、これからの事、今までのことを全て話した。
やはり予想以上か、エリアのショックは大きい。
分かっていたことだが、親友の悲しい顔を見るのは嫌な気分だ。
でも話して、幾らか気分が晴れた。
やはり心の中では誰かに聞いてもらいたかったのだ。
「アレスちゃん、誰にも言えなくてこんなに苦しんで。かわいそうに」
「いいんだよ、エリア。俺が我慢すれば済む事なんだし。それに聖龍の杖に会えばウルゥは元に戻るんだし、心配ねぇよ」
(アレスちゃん、私に心配をかけまいとこんなときまで・・・)
一番辛いはずなのに、何でそこまで・・・
アレスの優しさにエリアは心討たれた。
自分だって苦しいのに、それでも私のために。
(私はアレスちゃんのために何が出来るんだろう・・・あ!?)
スルっ
何を思ったか、突然エリアは着ていたものを脱ぎだした。
薄い毛布が剥がされ、淫らな砲弾が出現した。
大きいのにも関わらず、垂れず、乳首もツンとなっている。
いつもより迫力があるように見える。
そして上と同様に下も脱ぎ捨て、アレスに迫った
「エリア、何を!?」
「ごめんね、アレスちゃん。私こんなことくらいしか思いつかなかった」
「?」
「アレスちゃん、私が慰めてあげる。私を怒りの捌け口に使っていいから」
「なっ!?」
「アレスちゃんは今日までいっぱい苦しんできた。だから今日くらい不満を全部私にぶつけて。私が受け止めてあげるから」
正気か?
そんな事したら俺はただの暴漢じゃないか。
でも、エリアの身体はアレスを欲しがっているし、アレスの身体もそれに反応している。
くそ、こんなときに反応するな、俺の身体。
「だ、ダメだそんなの!いくらエリアでも物みたいな扱いできるか!!」
「いいのよ、私がしてあげたいんだから。アレスちゃんはただ私を好きに犯せばいいんだから。我慢しないで好きに使って」
「犯すってお前・・・ッ!?」