PiPi's World 投稿小説

5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 129
 131
の最後へ

5大聖龍とその女達 131

広げられた両足の中央にあるのは、主人の帰還が待ちきれずに涙を流し続けるメルディアの秘裂。

ゴクリッ・・・

その光景に、アレスは2つの意味で生唾を飲んだ。
1つはその全身で自分を求めている、メルディアの姿に。
そしてもう1つは処女を失ったばかりにも関わらず、男を求める彼女の牝奴隷ぶりに。
メスに求められているというオスとしての喜びと、底知れない性欲に漠然とした不安(危機感)がせめぎ合い、アレスの動きが止まる。
しかしそれはほんのわずかな間のこと。
知ってか知らずか、メルディアの打った次の一手が、再びアレスを獣に変えた。

「・・・うっ・・・ぐすっ・・・」
「!?」

いつまで経っても襲ってこない主人に、メルディアが涙を流したのだ。
もちろん下ではなく上のほうで。

「どうして・・・どうして襲ってくださらないんですか、ご主人さまぁ?
 私はこんなにもご主人様をお慕いしてお待ちしているのに・・・。
 もう、処女を失った私にはご主人様に食べていただく資格もないのですか・・・?」

ただでさえカモが大群でネギ背負ってきたような、垂涎モノの体勢で誘惑されているというのに。
とどめとばかりに泣かれてはもうダメだ。
メルディアの涙で迷いを吹っ切ったアレスは、獣のごとく襲い掛かり、蜜壷に硬くいきり立つモノを突き立てた。

「ふあぁッ!?ご、ご主人様ぁっ♪」

その一突きでメルディアは達し。それから彼女は何度も何度も絶頂に追いやられた。
それは彼女が長い間待ち望んでいた主人との、めくるめく甘く幸せなひとときであった―――。
だが。この時2人は忘れていた。
彼を、アレスを求めているメスは、メルディア以外にもすぐそばにいるということを。

――――

キシィッ・・・

時間をさかのぼること少々。
誰もいない暗い廊下を、泥棒のような足取りで進む人影があった。
マリーだ。彼女はみなが寝静まったのを見計らい、こっそり寝床から抜け出し、アレスの部屋へ向かっているのだった。
その目的はただ1つ。
恋のライバルたちを牽制しつつ、アレスとの仲をさらに親密なものとするためだ。
なぜ男勝りな彼女が、こんな姑息な手段をとっているのか?

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す