5大聖龍とその女達 114
シズクはペ○スを握ったまま豪快に引っ張る。
驚くアレスを無視してペ○スを豊かな胸で挟み、パイズリを始めた。
急激な展開に、ラムサたちも驚いて動きが止まっていた。
むんにょ、むんにゅ、むんにゅ。
「うわあっ!」
予想外の快感に上ずった声を出すアレス。
その声で、最初に我に返ったのはラムサだった。
シズクの暴走に、瞬時に沸点に達したラムサは怒り、飛び込んできた。
いやラムサだけではない。
全裸を恥ずかしがっていたエリアとマリー、そして彼女たちを毛布で隠していたウルゥも一緒になってシズクからアレスを奪い取る。
「貴様っ!我の夫に何をする!?」
「あ、アレスさんに変なことするの、やめてくださいっ!」
「お、オレのアレスに手を出すんじゃねえっ!」
「あなたはまだ病み上がりなんだから、無理はしちゃダメよ〜?」
自分の気持ちを正直に口にするもの、しないもの、反応はさまざまだがみな伝えたい気持ちは同じ。
にこやかにお姉さんオーラを振り撒いているエリアですら、『自分のアレスに手を出すな』と告げていた。
4人のあまりの気迫に、シズクもさすがに驚いていたが。
こちらもこちらで、トンデモ発言で切り返した。
「なんだぁ?もしかしておまえら、その男の女なのか?」
「「「「・・・っ!」」」」
アレスの女。それはつまり恋人か、妻かと言われているわけで。
まさかこのような切り返しをされるとは思ってもいなかった4人は、一瞬にして顔を真っ赤にさせて言葉に詰まる。
「そっ、そうだ!アレスは我の夫だからな!
おまえのような女が、私を差し置くことなど許されんのだ、うん」
「ま、待てっ!テメー、さっきからアレスのこと、夫、夫とか言ってるが・・・。
オレたちは誰一人として、認めてなんかいないんだからなっ!?」
「そ、そうですっ!ラムサさんこそ、悪乗りしないでくださいっ!」
「な、何を言うか!すでにアレスは我と契りを交わしているのだ!
おまえらが何を言おうと、第1夫人の座は決定なのだ!」
「ンだと・・・!いつまでもオレらがおとなしくしてると思うなよっ!?」
「大丈夫だった、アレスちゃん?
つらかったらいつでも私に言ってね。アレスちゃんのためなら、おねえちゃんどんなことでも聞いてあげちゃうから♪」
「いいいいや、オレは別にそんな・・・っ!?」
「え、エリアさんっ!どさくさまぎれに何やってるんですかぁっ!?」
「お〜い。違うのかぁ?」
シズクが声をかけるが、4人ともそれどころではない。
これから10分の間、4人はここが危険な森の中であることも忘れて激しい言い争いを繰り広げるのであった。