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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 105

しかし。アレスは腹上死を前にして動揺こそすれ、絶望してなどいなかった。
マリーとエリアが魔物に寄生されて操られていることなど、とうの昔にわかっていたことだからだ。
追い出す手段もちゃんとあるのだが、アレスとしては極力彼女らに手を出さず、自力で何とかしてほしいと淡い期待に賭けていたのだ。
しかし事態がことここに至ってはそうも言ってられない。
この状況を利用して、彼女らの身体から卑劣な魔物を追い出すのだ。

(できることならこんな状況で肌を重ねたくなかったけど・・・)

自分が何もしなければ、彼女たちは魔物の操り人形として死ぬよりつらい生を送ることになるだろう。
そんな思いをさせるくらいなら、悪役になってののしられたほうがいい。
アレスは2人に気づかれないよう、呼吸を整えながら下腹部に力をこめた。
何も知らない2人は狩るものと狩られるものの立場が逆転したことすら気づかずに、アレスの硬くなった剛直をもてあそんでいた。

「え、えっと・・・こ、これでいいのか?」
「そうそう、後は腰を落とすだけでマリーちゃんはアレスちゃんと1つになれるのよ〜♪」

ゴクリッ・・・

強い男の精を搾り取れる興奮からか、それともアレスと1つになれる歓喜からか。
それともまもなく処女を失うことへの恐怖からか。
マリーは瞳を潤ませ、身体を小刻みに震わせながら荒い呼吸を繰り返していた。

「よかったわね〜、アレスちゃん?こ〜んなかわいいコの処女をもらえて。
 もちろんこの後は私の処女も受け取ってね?」

心底楽しそうな様子で微笑むエリア。
しかしアレスは彼女の言葉に途方もない違和感を感じていた。
だって3人の中で1番進んでいそうなエリアが、処女だって言うんだもの。
踊り子という職業柄、いつも露出の多い仕事着を着ていたり、おしゃれに気を使っていたりしていたから、処女という事実を素直に受け止められないのだ。
もちろん、幼馴染だから処女で当然だとわかってはいるのだけども。
そうとは知らないマリーは、複雑な心境に陥っているアレスをよそについにアレスの剛直の先端を飲み込み始めた。

「んッ・・・!?あ、や、挿入ってるっ。
 アレスのおちん○んが、私の中に挿入ってくよぉ・・・っ?!」

やはり処女だからか、おっかなびっくりといった様子で少しずつ、しかししっかりアレスのを味わうように腰を落としていくマリー。
マリーの膣内はとても熱くてぬるぬるしていて。
彼女がアレスと1つになることをどれだけ心待ちにしていたかを告げているかのような、そんな感触だった。

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