5大聖龍とその女達 103
だが怒り狂った魔物ウルゥの追撃は止まらない。
まだまだだと言わんばかりに、かまいたちの嵐で残った下半身をズタズタに切り刻み。
さらに細切れにされたパーツ1つ1つに火炎魔法をたたきつける念の入れようだ。
いくら生命力の強い植物型やゾンビのようなアンデッドでも、あれではもう復活できまい。
魔物ウルゥは焼け焦げた巨人の一部を踏みつけながら、1人悦に浸っていた。
「あははははっ!このバカがっ!オレ様にケンカ売るからこうなるんだよぉっ!?
地獄の業火に焼かれて、後悔しやがれぇ!!
あ〜はははっ・・・!!」
死してなおなぶられる魔物の死体。
しかしラムサは微塵の同情をすることなく、助け出した女性と、おとりとなったアレスのことを心配していた。
――――
「んちゅ、ちゅぱっ、ちゅぶぶっ・・・!」
「んくっ!?く、くおぉッ!?」
「ふふっ、アレスちゃんてばかわいい〜♪
そんな顔されると、もっといじめたくなっちゃう〜♪」
その頃。自分らの大本が倒されたとは知らない2人は、共同作業でアレスの剛直を攻めていた。
もちろんアレスが逃げられないように、エリアがシックスナインの要領で股間を顔に押し付けながら手足を拘束して。
洗脳され、魔物の手下と成り果てた2人は性に貪欲だった。
まるで今まで溜め込んでいたアレスへの思いのたけを吐き出すかのように。
「んぅ・・・っ♪んむ、んぐ、んもっ♪」
「うぅっ!?く・・・マリ・・・やめ・・・!」
初めてとは思えないマリーの激しい舌使いに、絶頂寸前のアレスが中止を訴える。
しかし聞こえてないのか無視してるのか。マリーは一向にやめようとしない。
このままでは出してしまう。魔物に操られ、正気を失ったマリーの口に・・・!
アレスがそう思ったそのときだ。
「こ〜らっ。マリーちゃん?」
「おぎッ!?」
射精寸前のアレスの剛直、その根っこをエリアが力任せに締め上げたのだ。
決壊寸前だったアレスはたまらない。
思わず情けない悲鳴を上げ、プルプルと痛みに悶えだす。
いったいどのくらいの力で締めているのか。
それはエリアの手を払いのけられない、アレスの様子から推測してほしい。
アレスの急所を握ったエリアは、残った左手で強引にマリーをアレスの剛直から引っぺがした。
「きゃンっ!?な、何すんだよエリアっ?
せっかくアレスの精液、味わえるところだったのに・・・!」