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元隷属の大魔導師
官能リレー小説 - ファンタジー系

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元隷属の大魔導師 235

デルマーノが――イッたのをしってるくせに!――腰を動かしたのだ。
彼の肉棒のカリがゴリゴリと膣内を掻き乱し、突くたびに子宮が震えた。

「ひゃ、ぁ、ぅんんっ……ぁんっ!」

アリアはデルマーノの動きに合わせ、悦声を上げる。
彼が腰を引けばくぐもるように、彼が着けば叫ぶように、だ。
デルマーノの手がそろそろと乳房へと伸びてきた。
皮表にかする程度に撫で回したかと思うと唐突に乳首を摘まんくる。
すでに痛いほど勃起した乳首だ、感じないわけがないではないか!
アリアは絶え間なく、身体中から襲いかかる刺激に酔った。
それは避妊していない、このシチュエーションも多大に貢献しているはずだ。
彼との子供――。
赤毛だろうか?黒毛だろうか?はたまた、父の金毛を隔世遺伝するのか?
顔はどちらに似るだろう?
男児ならデルマーノに似て欲しい!彼の何者にも屈しない切れ長の双眸を受け継いでくれたら、どんなに嬉しいか……。
それはアリアが(恥ずかしながら真実を告げれば)日々、夢想していたことだった。
ソレがいま、現実になる――かもしれない。

――嬉しい。それだけで内股が濡れても言い訳ができないほどた。

「んぁっ!デルマーノぉ……」

アリアの口からは喘ぎ声とも取られそうな呼びかけが漏れた。
切なげな己の声に我ながら驚く。
しかし、いまは情中。
乱れたって、良い……よね?
そんなアリアの眼差しにデルマーノはその象徴を深く貫くことで応えた。

「ひいぃんっっ!」

「ヒヒッ……ぅ、またイッたなぁ?」

「ぅ、んぁ……ずるいよぉ……いじわる、なんだから……」

「またっ……これは可愛らしい、言葉遣いだ……んっ……」

「だ、だって……ひぁゃ……」

アリアは自身の台詞を揶揄され、赤面した。
しかし、デルマーノによって色情のソレに変えられてしまう。
トロトロにとろけた脳に酸素を送ろうとアリアは口を半開きにさせた。
少し間の抜けた顔になってしまうのは、上手く顔の筋肉をコントロールできないからだ。
所謂、アヘ顔――他人に見られて恥ずかしくないわけがないのだが、なんだか、もうどうでも良くなっていた。
するとデルマーノが口端から滴るアリアの唾液を己の舌で拭うとそのまま、その紅いソレで唇を舐めてくる。
次第に内側へ、最終的に口内へとねじ込まれたソレにアリアの下が絡められた。
自分のか、彼のモノかも分からない唾液で喉を鳴らし、飲み下す。
その間にもデルマーノの肉槍は浅く抜き挿しを繰り返していた。
ときたまに不意を突いて奥まで侵入してくるデルマーノにアリアの意識は翻弄される。
思考は白濁としていた。

「んちゅ、んくっ、あむ……ふむ……」

だから、アリアは一心に口内で、膣内で彼を感じることに専念した。
右乳房を撫でられ、つままれる。
身体の何処も彼処も、悦びに震えていた。
もう、何度も――いや、見栄を張った。十数度もイッている。
口で、胸で、膣内で、膣奥で、クリトリスで――。
その度にデルマーノにも刺激を与えているのだ、限界も近いだろう。

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