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元隷属の大魔導師
官能リレー小説 - ファンタジー系

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元隷属の大魔導師 236

ムクムクと膣内の彼が存在をさらに大きくさせた。

「んんっ?ひぃ、ゃ……お、大きく――」

「アリア……わりと、限界っぽい……」

「うん、うんっ!きてっ!ナカにっ……ぃう、ぁああっ!」

デルマーノの告白にアリアは彼の首に両の腕を巻き付けるコトで応えた。
身体の前――胸が、肩が、唇が密着し、絡み合う。
パンッパンッ、というデルマーノのストロークが速くなった。
腰を打ちつけられる度にアリアの品の良い紅い唇から牝の喘ぎが漏れる。

「ひぃ、ゃ、んぁ、ぅんっ、はぁ、あぁ、ああっ、あぁんぁっ!」

ズンッ、とデルマーノの肉槍が膣の最奥に穿たれた。
子宮口が震える。
そして、彼が膣中で膨れ上がった。

「アリア……」

「うんっ!ナカで、キてっ――赤ちゃんを……」

「ああっ!着床しろ……アリアっ!」

「あっ、キちゃうっ!膣奥に射精されてっ、私っ……」

――ドクンッ!ドクッ……

「ひぃいぃぃんっっ!」

アリアは悲鳴を上る。
膣中で彼が大きく跳ね上がり、子宮へと種を吐き出した。
蹂躙するかのようにデルマーノは今までにないくらい大量の子種を膣の奥へ、奥へと送っていく。
アリアは胸の内が震えた。
今までとは違い、今回は『避妊』の魔法は使わない。
なのに、いや、、だからこそのこのデルマーノの猛りだ。

――愛……されてるなぁ。でも、

「っ、ぅんっ、でるま……のぉ……」

アリアは震える瞳で、白濁する脳内でデルマーノを収める。
彼は、至極、優しい、らしくなく、されど、だからこそ彼らしい微笑を返してきた。

「ん?」

「まだ……できるよね?私、自信ないの……赤ちゃんができた……だから――」

「ヒヒッ!ああ、アリア。分かってる……。今夜は眠れると思うなよ?」

「〜〜っ。うん」

接吻を一つ、デルマーノは再び、隆起を始めた。
アリアは小さく歓声を上げる。
宣言通り、結局、二人は一睡もすることもなく、朝を迎えた。




それから四日後、シュナイツ王国第一王女エリーゼとその近衛隊、そしてデルマーノ率いる近衛魔導隊、さらにはシュナイツ騎士団百余名がウェンディへと旅立った。
大所帯のため、到着まで十四日の旅程である。

出立から一週間。
道中――、

「ふんふ〜んっ、ふふふんっ♪」

「ご機嫌だな?」

街道に沿って、巨大な影を落とす黒竜の背の上でその主人、デルマーノは欠伸混じりに訊ねた。
相手は現在、胡座をかいた自分の足の上に小さく腰掛けている蒼髪の少女だ。
足を伸ばし、ハミングを刻むのを中断すると少女――シャーロットは肩越しに見上げてきた。

「えへへ……私、カルタラの北って行ったことがないからさぁ。う〜ん、楽しみ」

「それは何度も聞いた。んで、俺はその度にこう返しているはずだ。ウェンディはそんなにマシなところじゃねぇよ」

「えぇ〜。でも、お兄ちゃんだって十五年くらい行ってないんでしょ?」

「……。ああ」

「だったら、わかんないじゃんか。だから、ポジティブシンキングで行こうよっ」

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