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元隷属の大魔導師
官能リレー小説 - ファンタジー系

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元隷属の大魔導師 171

タンッ、タンッ、タンッ……

「ひゃっ……んんっ…………激し、膣奥に……響くぅっ!」

「ヒヒッ……見つけたぞ?ココだろ、イイのは?」

デルマーノは挿入角度を調整し、ジルの最も反応の良かった場所へ徹底して己の逸物を叩きつけた。

「そ、そうですっ!……ソコ……イイッ……ひぐぅ……あっ、んっ、あっあぁっ……ダメ、もォっ……ひんっ……ゃ……」

「ああ、俺もイきそうだ」

「はいぃっ……デルマーノ、さまぁっ……イイッ、おくでっ、イク、イっちゃうっ……んぁ、んんんっんん〜〜っ!」

ジルはビクンッ、と痙攣すると目を瞑り、身体を硬直させて果てた。
何故、ジルが唇を強く結んで身を襲う快感に任せた嬌声を必死に我慢したのか、デルマーノには分からなかった。
しかし、脳に浮かんだそんな些細な疑問は逸物を通じて己を芯から絞り取ろうかという、ジルの絶頂による秘所の超収縮からもたらされる快感の波に飲み込まれた。

「うっ……くっ――」

びゅくっ!びゅるっ……っゅく…………

デルマーノは背筋へ電撃のように走った射精感に溜まらず、小さく呻くとその白き獣欲を吐き出した。

「んはぁっ……んんっ……っで、でてますぅっ――ひゃうっ、だめェっ、またぁ……おむっ、ひぎっ、ひぃやあぁあぁぁっ!」

膣内で膨れ上がり、暴発したデルマーノのソレがビクビクと跳ね上がるのに合わせ、絶頂の余韻に浸っていたジルは身体を震わせた。
初めの絶頂では覚悟していた分、獣のように体内で沸き上がる色情を声に張るなどという痴態だけはデルマーノに晒す事は避けられたが、今回は心の準備をする間もなく果ててしまったために口から己のモノとは思えぬ、浅ましい嬌声を吐き出してしまった。

「…………っん、ぐすっ」

まるで糸が切れた操り人形かのようにデルマーノの身体の真上へと倒れこんだジルは鼻を鳴らした。
デルマーノは絶頂後特有の気だるさに逆らって慌てジルを見るとその大きな瞳に涙が浮いている。
その彼女の予想外の仕草は冷血漢ぶるデルマーノを心配させるには十二分の威力を秘めていた。

「ど、どうしたっ?やっぱり、膣中に出したのは……」

「すんっ……ち、違うのですっ……私、は声……出ちゃ……まるで、淫売のような……う、ぇ……」

「?……ああ――」

デルマーノは己の胸に顔を埋めて咽ぶジルを見つめ、彼女の胸中を慮る。
すると、おおよその想像ができた。
絶頂時に口から出てしまった言語化不可能な叫びに今更ながら羞恥心を覚えたのだろう。
だが、漏れ出す声などは生理現象であって――と励まそうとしたデルマーノはふと考えた。
処女が自分の喘ぎ声に身悶えるのは童貞があまりにも早く達してしまい、情けなさを感じるのと同じなのではないだろうか?
デルマーノは「ならば」と普段の自分ならば決して言わないだろう青い台詞を言った。

「ジル……大丈夫だ。情事の時にアンアン言っちまうのは仕方がない。それに、ジルが喘いでくれて俺は嬉しかった」

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