元隷属の大魔導師 160
シャーロットは従者の侍女服の袖を引っ張り、ジルの手にデルマーノのモノを触れさせる。
「ッ!――あ、熱い。そして、なんと硬い……まるで、焼きゴテのようです」
「コレが女のアソコに入っちゃうんだから、すごいよね」
ジルはおそるおそる、といった調子で初めて触るソレに指先を絡めていく。
それを見たシャーロットも負けじとデルマーノの逸物の感触を味わった。
しばらくの間、シャーロットとジル、それぞれの大きさも温度も違う手の平で弄ばれるデルマーノ。
シャーロットが先端をなぞればジルが付け根へ指を這わせる。
ジルが竿を扱けばシャーロットはその下の双玉を揉んだ。
正直、処女の半端な知識だけを頼りにした拙い動きであろうとも違う意識を持つ二本の手に攻められるという初めての経験にデルマーノは感じていた。
「っん?……なんか、出てきた」
十分ほど、夢中になってデルマーノをイジっていたシャーロットはソレの先端から粘度のある透明な液体が漏れている事に気が付いた。
そーっ、と人差し指で掬ってみたが止めどなく、ジワジワと溢れくる。
「それは……おそらく、射精感にともない出ると言われる我慢汁というモノでしょう」
「「………………」」
「…………んだよ」
幼女と侍女に凝視されたデルマーノはふいっ、と顔を背けた。
シャーロットは口端を吊り上げ、デルマーノのモノをやわやわと扱きながら言う。
「んっふっふっ〜〜……お兄ちゃん、感じてるんだァ?」
「感じてねぇ。ただの生理現象だ」
「へぇ〜……ならさ――」
シャーロットは妙に似合うサディスティックな笑みを浮かべるとその唇から赤い舌を覗かした。
デルマーノが彼女の行動を察すると同時にシャーロットはデルマーノの逸物、その先端に溢れる液体を舐めとった。
「んぅ……くっ……」
先ほどまでとは全く別の感触を人体で最も敏感だろうソコで味わったデルマーノは小さく呻き、次に歯を食いしばる。
シャーロットはそんなデルマーノの反応に気を良くし、右手で竿の下部をさすりながら舌で先端の卵形の赤い半球を舐め回した。
「んっ……ふぅっ、む……れろ、ぅむ……はぅ……」
シャーロットは一心にデルマーノ自身の粘膜と己の舌を擦り続けた。
その様子を半ば茫然自失といった体で見つめていたジルはハッとなり、叫んだ。
「な、なな――なにをしているのですかっ、シャーロット様っ?」
「んふっ……なにって、ちゅっ…………ナニだけど……ぅ」
「そんな人間如きの、で口を汚しになるなど……吸血鬼としての自覚をお持ちくださいっ!」
シャーロットはあまりにも口うるさく憤慨する従者へデルマーノの逸物から唇を話すと告げた。
それでも、手で扱き続けるのは流石である。
「だって、お兄ちゃんに感じて欲しいんだもん。ならコレぐらい……」
「んなっ?」
主の言葉を受け、信じられないとジルは絶句する。
そんな侍女メイドへシャーロットはからかうように続けた。
「それにィ、ジルだって興味津々でしょ?」