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悪夢の果てに‥‥‥‥
官能リレー小説 - ファンタジー系

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悪夢の果てに‥‥‥‥ 1

赤黒い、渦巻くような空。
霞んだ汚い空気。

黒く淀んだ岩山のあちらこちらには、魔物の精液の跡が、くっきりと残っている。

逸脱していた。

地球から‥‥いや、世界から。

しかし、こんな悍ましい場所には、誰が見ても美しいと感じるだろう女の子がいた。

その女の子は何故か裸であった。

少し膨らんでいるように見えるCカップ程の胸。

輪郭線で描いたような‥‥いや、絵で描いたかのように可愛い身体をしている。
その少女の肌には、栗の花のような臭いがする白い粘膜を身体の部位のあちらこちらに付いている。

もし、淫靡なその姿を男が見たら否応なしに身体の先端が惹きよせられ、死ぬまで精を出し尽くして命を絶ってしまうだろう。


それほどまで、その少女はいやらしさをたくわえていた。

いや、たくわえられていたと云うべきだろうか?

岩山という存在をしている者達によって。


少女はただ、茫然としたまま、真っ黒な岩山と赤黒く染まった空を眺めていた。


じっと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

やがて、少女はすっくと立ち上がる。


緑色の長髪を僅かに揺らめかせると、何かに待ち切れ無くなったのか苛立ち気に怒鳴った。

「‥‥‥何時まで回復に時間がかかるのよ!もういいでしょ‥‥早く現れなさい!‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
………その怒鳴り声を浴びたそれは、少し縮こまった。

どうやら、少女に恐れをなしているような感じである。

暫く経ったが、反応が観られない。

なので、少女は甘く、人を惑わすぐらいの声に切り替えた。
「ねぇ‥‥‥‥‥もう一回させてくれたらぁ‥‥‥‥今日のところは還ってあげてもいいよ‥‥‥‥‥!」

その言葉を聴いたらしい岩山は、弾けるようにゴロゴロと音を立てて元の形へと戻ってゆく。


ガタガタと均してゆくと、まず幾つかの岩に分離する。

だんだんと、幾つものの悍ましいほどの鬼が五体、正体を現した。


「‥ほ‥‥‥‥‥本当か?‥‥‥本当に‥‥俺達を解放してくれんのか?」


なんと、‘岩山’となっていた鬼達と普通に会話ができている。


真っ黒で染まった筋肉質の身体。
不気味な鉛色の目に紫の瞳。

長く伸びた……人をいとも簡単に刺し殺せるほどの爪。


それらを携えている化け物はなんと、こんな十歳ぐらいの小さな女の子に媚びをしているのだ!


なかなかおかしい場面だが、これにはちゃんとした理由があった。


それは、この鬼達が呪術を使って、この少女を元の世界からここの世界に拉致したことから始まる。


だが、この時点でこの状況は変だ。

それなら、このひ弱そうな少女を永久に、もしくは永遠に死ぬまでレイプをすれば良いのだから。

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