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アトランティスの爆乳三人娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アトランティスの爆乳三人娘 55

その頃ジャックは一人、酒場で飲んでいた。
「あぁ…セレスぅ…会いたい…どこにいるんだ…」
そこに店主がやって来て言った。
「すいません、相席願えますか…?」
「相席…? 今夜は一人で飲みたい気分なのになぁ……あ!」
「あ!お前さっきの…」
そこに居たのは先程セレスと間違えた女剣士だった。
「探し人には会えたか? えっと…セレンだっけ?」
「セレスだ。まだ会えてないよ…」
「そっか…俺はレイナだ。お前は?」
「ジャック…」
レイナは後ろ姿だけでなく全体的な雰囲気もなんとなくセレスに似ていた。口は悪いが…。
「セレナってお前の恋人なのか?」
「だからセレスだって…彼女は単なる恋人以上だよ。俺の子を産んでくれるって約束してくれたんだ…」
「マジかよ!?それが何で別れ別れになっちまったんだ?」
「彼女に男として見てもらえず置いていかれた…」
「ハァ?意味分かんねえな…。だって子供を産むって事はお前の事オスとして認めたって事じゃねえのかよ?」
「それは…まぁ…」
「何か他に理由があるんじゃねえのか?」
「他の理由…?」
「あぁ、俺には何となく分かるぜ。簡単な事さ。一人の男に縛られるのが嫌だったのさ」
「縛られる?愛する人と結婚して家庭を築く事が束縛になるっていうのか?」
「うん!」
自信満々で頷くレイナ。
「テキトーな事言うなよ。アンタじゃないんだぞ」
しかし、セレスの性格を考えてみれば当たるとも遠からずかも知れない。

「まぁ、会えば全て分かる事だな…。今はそんな事で悩んでないで、そのセレカって女を探すのに全力を注げば良いのさ!」
「…いや、アンタが聞いたんじゃねえかよ!あとセレス!」
「そうだっけ!?アハハ…」
いい加減なヤツだ…姿は似ているが、性格は全然違うな…。しかし、ジャックはレイナと話している内に沈んでいた気分が晴れてきた。

二人は小一時間ほど会話を楽しんだ後、店を出た。ところが歩いている最中、レイナは酔いが回ってきた。
「ジャックぅ〜、歩けねぇ〜、宿まで連れてってくれぇ〜」
「お前、酒弱かったのかよ…自分の限界くらい把握しとけ」
「悪ぃ…」
ジャックは仕方なく、宿まで肩を貸してやる事にした。
レイナの宿は先程の宿屋街にあった。
「ありがとよ…だいぶ醒めてきた…」
「部屋は二階か…階段上がれるか?」
「大丈夫、大丈夫…」
そう言う彼女は千鳥足だった。もし踏み外したら一大事だ。
「ハァ…しょうがないないなぁ…」
「何だよ、部屋まで付いて来る気か…あ!お前、さては俺の身体目当てだな!?」
「…んな訳ねぇだろ!!部屋の前まで送ったら帰るからな」

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