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アトランティスの爆乳三人娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アトランティスの爆乳三人娘 53

「…セレス!?」
長い黒髪、腰の剣、そして豊満な体に爆乳を揺らして歩く後ろ姿…間違いない!
「セレスー!!待ってくれー!」
しかし遠すぎて彼女には聞こえないのか、止まる気配も無く行ってしまう。ジャックは駆け出した。
彼女は裏路地に入っていった。ジャックは彼女を追いかける。裏とはいえ、人通りはけっこう多い。ジャックは道行く人を避けながら彼女を追った。やっと追い付き、ジャックは彼女の肩に手をかけた。
「セレスッ!!」
「…誰?」
振り向いた顔はセレスではなかった。
「……すいません、人違いでした…」

何て事だ…セレスに会いたいあまり他人を見間違うとは…。ジャックは落胆して来た道を戻ろうとした…が
「…あれ?どっちから来たんだっけ…?」
夢中で走って来たジャックは道に迷ってしまっていた。

置いてきぼりにされたリリンの方も途方に暮れていた。
「…もう!ジャックさんったら、いきなり走って行っちゃうんだもん…こんな所で一人にされても…」
まぁ、ここに居れば戻って来るだろう…そう考えたリリンは待つ事にした。
しかし、いつまでたってもジャックは戻って来なかった。
待っている間、リリンは道行く男に何度も声をかけられた。中にはしつこい者や、強引に近くの宿へ引っ張り込もうとする者もいたが、何とか断って逃げてきた。

このままではまた犯されかねない…。そう考えた彼女は一旦マレーネの診療所に帰る事にした。しかし…
「…どっちだったっけ?」
ずっと考え事をしながら、ただジャックに付いて来ただけなので、道なんて覚えていなかった。
リリンは街の警邏らしき鎧を着た人狼族の男に声をかけた。
「あのう、すいません…」
「なんだいお嬢さん?」
リリンは店の住所と名前をつげた。
「ガラバ通りの邯鄲亭はどこにありますか?」
「邯鄲亭かい? それなら家の近所じゃないか。あと少しで勤務明けだから送ってやるよ」
「あ…ありがとうございます!」

しばらくして私服に着替えた人狼がやってきた。
最初、リリンは異種族とあって緊張したが、次第に打ち解けあうようになった。
人狼の名はミハエルといい、この街で生まれ育ったそうだ。

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