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アトランティスの爆乳三人娘
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アトランティスの爆乳三人娘 17




狂乱の一夜が明け、ジャックは目覚めた。彼は最初、どうして自分が中庭で寝てしまっていたのか分からなかったが、次第に昨夜の記憶が蘇って来た。
「…セレス!」
ジャックは辺りを見回した。辺りには裸の男女が転がっていた。繋がったまま眠っているカップルも居る。だがセレスの姿はどこにも見えない。朝飯でも食いに行ったのだろうか…。
そう思い、昨日案内された食堂へと向ったが、そこにもセレスの姿は無かった。

基地の全ての部屋を回り、起きだした兵士や娘達にも聞いたが、誰もセレスの居場所を知らなかった。

「セレースッ!!!」

ジャックは堪らず大声をあげて呼びかけたが、かえって来るのは木霊だけであった。

そのころセレスはひとり街道を歩いていた。
「ジャック……?」

セレスはジャックに呼びかけられた気がした。
だがそれを振り切り、自らの未練を断ち切るように、さらに歩みを速めた。

セレスはジャックのことを愛してた。昨夜、彼の子供を宿した事は後悔していない。
だが結婚して幸福な家庭を築く…というような生き方は、どうも性に合わない。

だからセレスは一人、旅立つことにしたのだ。
街道を一人歩くセレスを遠くから見つめる者がいた。

「一人で旅立つとは好都合。ジックリと料理ができそうじゃ」

それはあの絶倫老人だった。

「せっかく面白い物を手に入れたし、これを使わぬ手はないな」

老人は手に持った小瓶をかざす。
それは首領とセレスの間に出来た受精卵だった。
本来ならすぐに死に絶えるはずのものが、父親の妄執が乗り移ったのかしぶとく生き残り、怨みの念を発し続けていた。
その怨みの念を感じ取った老人は、すかさず保護したのだ。
「自分を流した母が憎いか、自分だけヌクヌクと生育する兄弟が憎いか。そうか、そうであろうとも。クックックック…」
老人の言葉に、小瓶の中身が反応する。

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