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媚薬体質!?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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媚薬体質!? 2

「今回も、低い仕事ばかりだな。もう少し上にいけるんじゃないか?」
 いきなり、職員に話しかけられた。
 失礼というか、馴れ馴れしい。
「内容にもよる。出来る限り、人と関わらないものが望ましい。」
 そうそう、ないことは承知しているがな。
「……少し先だが…そうゆう仕事がある」
そう言うと一枚のチラシを差し出した。
[紫角竜の角収集]
「個人で動けるし、賞金もいいが……何せ相手がな…」
紫角竜…毒持ちの竜種で、脚も速い……
掠っただけで全身麻痺を起こす猛毒もある
…素人には無理な代物だ……
「まぁ…考えてみてくれ」
俺はチラシを受け取り紹介所を後にした。
媚薬体質ゆえに、街中ではうっかりチラシや本を読みながら歩くようなわけには行かない。別の町で仕事依頼のチラシを読みながら歩いていてうっかり女にぶつかった拍子に・・・・・・・・・で騒ぎになったこともあった。あの時は娘の父親に危うく斬られる所だったのだ。
「もしかすると、あの手が使えるかもな。」
俺はつぶやいた。

一度宿に戻り、依頼を確認する
「迷い猫の捜索…野菜泥棒の退治…あとは薬草収集及び害獣退治……」
装備を確認して仕事に向かう。

町外れの森の奥に薬草が生えている。だが弱い魔獣がおり、腕のたつ者達に頼むのが一般的だ。
鉄鼠を鉈刀で叩き斬る。見た目は大きめの鼠で木を囓り倒したり、土を掘り返す等薬草に被害を与える害獣だ。
「……この位でいいか…」
付近には鉄鼠の屍体が転がってる。適当に土に埋め、野草を摘んで帰る。

 キュッと皮の手袋を履きなおすと、サングラスをかけ直す。こんな風貌だと依頼主も警戒してしまうが、女性の場合は絶対に外せない。
 以前、老婆を発情させたときは依頼料も貰わずに、全速力で町を出たものだ。というか、閉経してんだろあいつ!?

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