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スラブ・ガーディアン
官能リレー小説 - ファンタジー系

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スラブ・ガーディアン 2

「な〜に、ただの爆弾ですよ。ただし半径百メートルを吹き飛ばす特製爆弾だがな!」勝ち誇った笑みを浮かべ狂った様な声を上げる。

「外道めが・・・・・・!!!!!」
「悪態を突くがいい!さあどこにあるかな?」
「押させはしない!」
切り掛かるロングコートの男に目もくれず、スイッチを押す。

「クソッ!!!」
その時、奴隷商の身体が膨れ上がり、光が漏れる。



ドォーーーッン



奴隷商が自爆したのだった。

回りの全てが吹き飛び、景色が一変する。
ロングコートの二人は前方の壁?が見える。
彼らの前だけは爆風が止まっている。
コートの男は左手をかざし爆風を押さえている。

回りの爆風がやみ、二人が左右へ退くとせき止められていた、爆風が流れ出す。
「狂ってる。何故だ?自分の命だぞ?どうしてだ?」
「ジル、余り深入りするなよ。無心だ。辛くなる。」コートを着た男がもう一人近寄って来て、女に言う。
「ゼノ!どこで何してたのよ?」

「・・・いや、そこで拾い物を三つ程見つけてな!」
ゼノは担いでいた三人の女を下ろす。
「よかった・・・・・・な?」
「ヴェイル!あんた力の使い過ぎよ!」
「・・・そんな事は無い。」

「もう時間が無い。
場所を移すぞ!」
そして、コートの三人と奴隷の三人は動き出した。
彼らは私設組織ケルベロスの刺客である。

ケルベロスとは反奴隷制を掲げ、奴隷の救出、解放を目的として活動する集団。
詳しい事は不明であるが、奴隷商人達にはこの上なく邪魔である。
そのため彼らは商人からは“スラブ・ガーディアン”と呼ばれている。
ケルベロスの刺客は一般的な人民とは違う。
それぞれが異なった能力を持っている。

三人を例に挙げると、

ヴェイル・パドリック

能力 時空操作

指定空間の時間制御
時間を止めたり戻したり早めたり遅くしたりできるのだ。


ジル・フラグメント
ケルベロス唯一の女性

能力 邪炎煉獄

地獄の業火を操作
黒い炎を出して自由に操る炎属性魔法から逸脱した絶大な威力を誇る。

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