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聖剣物語
官能リレー小説 - ファンタジー系

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聖剣物語 88


「ふぅ…さて、ちょうど時間だな…」
カスターは泣きじゃくるエミリアの膣から肉棒を引き抜いた。
ぽっかりと開いた膣穴からはドロリと大量の精液が溢れ出して来る。
そして彼は手早く肉棒を拭いてズボンに仕舞い込み、前方に目をやって言った。
「約束通り殺されに来たな!バン・バッカーズよぉ!」
そこにバンは居た。
メリサリム、シスカ、アレイダ、アイラも一緒だ。
「ああ!来てやったぜ!ただし死ぬのはテメェの方だ!この腐れ坊主!」
そう言い放つが早いか、バンは腰の聖剣を抜き放つ。
エミリアは叫んだ。
「バ…バン様ぁ!来ちゃダメですぅ!」
「よう!エミリア!今助けてやるからなぁ〜!」
のん気に聖剣を振って応えるバン。
カスターはニヤリと笑って言った。
「バカめ!俺達が三人だけだと思うなよ?」
カスターがサッと右手を上げると、辺りの瓦礫の物陰からワラワラと神官達が姿を現した。
その数ざっと20〜30人。
しかも皆いかにもガラの悪そうな面構えだ。
「はっはっはっは!!どうだ!こっちは約30人!いくら聖剣の勇者でもこの人数は厳しいだろ!」
多数の手下達を使って、バンたちの周囲を取り囲んだ既に勝った気でいるカスターは大笑いする。
「しかも、聖剣の勇者様以外は女だしな〜」
「お頭、あいつらも輪姦しちゃいましょうぜ〜」
「そうですぜ、エミリアだけじゃ物足りませんよ!」
「おいおい、その前にバンを始末だろう!こいつを殺さないと後が無いぜ!」
「「「へい!お頭!!」」」
カスターの手下達はシスカ、メリサリム、アイラ、アレイダたちを見て舌なめずりしていた。
バンを殺したら、彼女達も輪姦する算段であった。
しかし、後が無いカスターは部下達を窘めバンの始末を優先させる。

「本当にあんた達って最低ね」
「私達をおびき出すためにシスターと子供たちと人質なんて恥を知りなさい!!」
エミリアと子供達を人質に取るカスターのやり方にアイラとメリサリムは怒りを燃やす。
「まあまあ、メリサリム。我々がシスター達を救えば終わりだ」
「ゴミはさっさと片付けるのが一番だね」
「そうそれが一番だな。覚悟しろ耳無しカスター!!」
シスカとアレイダとバンはやや冷静ながらも臨戦態勢に入り。
そして、バンはゲズマによって両耳を切り落とされたカスターを「耳無し」と罵倒する。
「耳無し!誰のせいでこうなったんだ!!」
「…んなモン俺が知るかよぉ!!」
…と言うが早いか、バンは聖剣を構えてカスターに斬りかかって行った。
「させるかぁ!」
カスターの手下達がバンの前に立ちはだかる。
「しゃらくせぇ!!雑魚共はすっこんでやがれ!!」
目の前の敵をバンは次々に薙ぎ倒して行く。
そしてついにカスターに迫った。
「くらいやがれえぇ!!」
聖剣を振りかぶってカスターに飛びかかるバン。
「バカめ!この時を待っていたんだ!」
カスターは懐から何かを取り出してバンに向かって構えた。
「あれは…主殿!!危ない!避けてください!」
その正体に気付いたシスカが叫ぶ。バンは咄嗟に身をかわした。次の瞬間…

ズダアァァァンッ!!

「な…な…な…何だ今のは!?魔法か!?」
突如として響き渡った轟音にバンは度肝を抜かれた。
「主殿!気を付けてください!あれは魔法なんかじゃありません!石火矢(いしびや)です!」
「い…いしびや…?」
シスカは説明する。
「東大陸から伝わった火薬を利用して金属製の弾丸を打ち出す新兵器です!避ける事はまず不可能!当たれば肉は裂け、骨は砕けます!」

石火矢…つまり銃は実に革命的な兵器と言って良い。
最低限の使用法さえ教えれば誰にでも使用可能で、一撃で敵に致命傷を与える事が出来る。
ヘタな話、初めて手にした農夫でも熟練の戦士や魔法使いを殺せるのだ。
もし普及すれば剣と魔法に取って変わる戦いのツールとなる事は間違い無いだろうが、幸か不幸か、この世界には量産化に必要な産業基盤が未だ無い(一つ一つが職人による手作りで、一丁が小さな家が建つぐらいの値段なのだ)。

「ククク…良く避けられたな。だが次はかわせるかな…?」
カスターは嗜虐的な笑みを浮かべながら、次弾を装填し始めた。
「なんて武器だ…!」
それを見たバンは思わず言葉を失った。
まず懐から火薬の入った袋を取り出し、その封を開け、こぼれ落ちないよう注意して銃口から注ぐ。終わったら火薬が湿気らないよう袋の封をしっかりと閉じる。次に銃口の下に取り付けられている鉄の棒を引き抜き、これを使って火薬を突き固める。次に懐から弾丸を取り出し、また銃口から装填する。そして火薬の時と同じ要領で棒で突き固める。これで装填は完了。次に着火の際に使用する発火魔石を装着する作業に取り掛かる…

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