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聖剣物語
官能リレー小説 - ファンタジー系

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聖剣物語 6

「ぷは〜食った食った!!いや〜勇者ってのは実に良い商売だな!!皆がチヤホヤしてくれる上に、美味い飯と寝床まで用意してくれるとは・・・これこそ天才剣士であるバン・バッカーズ様に相応しい待遇だぜ!!」
(まあついでに女の一人か二人いれば言う事無しなんだが・・・ま!それくらい自分で調達するさ・・・)
そう考えたバンは、散々飲み食いした満腹感と、お祭り騒ぎの疲れから早々に眠りに入ろうと寝台に潜り込んだ。だが・・・
「失礼します勇者様・・・もうお休みでしょうか?」
そう言ってバンの部屋の扉を開けたのは、バンが神殿にやって来たときに会った、金髪の美少女巫女だった。
「よぉ!さっきの巫女さんじゃないか。一体どうしたんだい?ひょっとして伝説の勇者様に抱かれたくて夜這いをかけて来たとかぁ…?」
「…はい、勇者様。勇者様に“お情け”をいただきたく参りました…」
「…え?マジ…!?」
バンはほんの冗談のつもりで言ったのだが、巫女は顔を真っ赤に染めながらも至極真面目な口調で言った。
「…このダモクレス神殿の存在意義は、表向きは戦女神ミネルヴァを祀る事ですが、真の目的は、ダモクレスの聖剣の使い手たる勇者が現れるまで聖剣を代々に渡って護り伝えていく事にあります。そして聖剣の勇者が現れた時には神殿の巫女は、その身を勇者に捧げてお仕えする…これは代々の巫女長に言い伝えられてきた掟なのです…」
そう言うと巫女は身にまとっていた聖衣に手をかけた。スルリと聖衣がはだけて床に落ち、巫女の裸体が露わとなる。
すらりと伸びた足、細くくびれた腰。着痩せするタイプなのだろう、以前神殿の前で初めて会った時よりも、彼女の胸の双丘は、二段階は豊かに見える。
恐らく二十歳には成ってはいないであろう(目算16〜18)少女の肢体は、既に牝としての色香を放っており、これからの調教次第で、どれ程極上の女に成るのか、数多の女を抱いて来たバンにも、想像出来ない程だ。
(グヒヒヒ・・・まさかこれ程に美味しい展開が待っているとはな・・・これ程極上の女は滅多に居ねえぞ・・・こんな女を自分の物に出来るなんて勇者ってのは、何て美味しい仕事なんだ!!)
バンは牡の欲望に塗れた視線で、巫女少女の肉体を上から下まで舐めるように観察する。
「あの・・・勇者様・・・少しだけ恥ずかしいので、そんなに見つめないで下さい・・・」
初めて知る雄の視線に、少女は顔だけでは無く、全身を真っ赤にする。彼女の雪のように白い肌は、その心の内を言葉よりも雄弁に語っていた。

(フフフ・・・この感じは、間違い無く処女だな・・・俺の勘と股間の愛刀が、ビンビン反応してやがる!!)
バンのそれでなくとも、少ない理性は、目の前に奉げられた極上の牝を前に、一瞬で崩れ去る。
「ククク・・・良いだろう!!お前の望み通りに勇者様の“お情け”をくれてやる!!」
「きゃ!!」
バンは目の前の女の手首を掴むと、自分と入れ替わるように、女をベットに押し倒す。



(ああ嬉しい!!まさか私の代で聖剣の主たる勇者様が現れるなんて!!我が神ミネルヴァよ感謝致します!!)
ダモクレスの聖剣の守護者たる巫女姫は、代々ダモクレス神殿で、最も優秀で美しい巫女が任命される習わしに成っている。
彼女たちは、守護者の地位に就いている間は、処女である事を求められている。
その為彼女たちは、十歳前後から三十歳位までの女の盛りを聖剣の守護者として男と関わる事無く過ごす事に成る。
多くの場合彼女たちは、そのままダモクレス神殿の巫女長の地位を引き継ぐ為、中には生涯処女のまま終わる事も在る。
当代の巫女姫であるメリサリムは、元はパラム王国の貴族の娘であったが、代々の巫女姫はパラム王国の貴族の娘が優先的に任命されるという慣習に従い、十歳の時に親元を離れダモクレス神殿に入信した。
そして十二歳の時に幾人か居た巫女姫候補生の中から選ばれ、現在巫女長を務めている先代の巫女姫から、聖剣の守護者の任を引き継いだのだった。

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