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聖剣物語
官能リレー小説 - ファンタジー系

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聖剣物語 43

「俺は天才だから、これ位の芸当は朝飯前なんでね〜」
「フッ、面白いね〜ヴァム・バッカルス!!行くよ!!」
自分を天才と叫ぶバンの不敵な笑みに驚愕していたアレイダは冷静になり、再度切り掛かる。

ジャッキーーーーン!!

「おっと!!」
しかし、アレイダの猛攻をバンは紙一重でよける。
(ちっ、この女シスカ以上だ。舐めてかかると負けるな)
バンはダモクレスの聖剣を何時もより心持強く握りしめる。
2人の技量は拮抗しており、バンにとってアレイダの剣技が未知の物で有る事を合わせて考えれば、ややバンの方が不利かもしれない。
「だが、悪いが俺は剣で誰にも敗北する訳にはいかないのだよ・・・何故なら負けるのは、カッコ悪いからな!」
バンは軽口を叩きながらアレイダの懐に飛び込んで行く。
「ハ!あたしを女と侮り力で押す心算かい?だが、生憎とあたしは非力な人間族の男に力負けするような軟な鍛え方をしちゃあいないよ!!」
アレイダは自分の力に絶対の自信を持っているのだろう。正面から堂々とバンの剣を受け止める。
(今だ!!)
バンは遂に切り札である秘剣の一つを解き放った。

シュン!

サラ・・・

「ん?キャ・・キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
バンの剣が煌めいた瞬間、アレイダの体を防護していた鎧の留め金と、鎧下の服が弾け飛び、中から彼女の褐色の爆乳が飛び出してきた。
(見たか!これこそ我がバッカーズ流剣術の奥義である鎧破りを独自に改良し作り上げた・・・名付けて『巨乳曝し!!』このダモクレスの聖剣のような真の名刀と、神技の如き俺の剣の腕・・・そして相手の胸が巨乳だった時のみ使う事が出来る究極の技よ!!)
女としての本能からアレイダは咄嗟に片手で自分の胸を隠そうとする。だが、バンはその一瞬の隙を見逃さずアレイダの剣を弾き飛ばすと、返す刀で彼女の腹部に剣の柄を叩き込み、アレイダの意識を断ち切った。
「しょっ!勝者!ヴァム・バッカルス!!」
審判が試合の勝者を告げるが、余りに呆気無い幕切れに、血と戦いに餓えた観客たちもどうすれば良いのか判らないようだ。
「な!何という不運でしょう!どうやらアレイダ・リュード選手の鎧の留め金が壊れていたもようです!しかし、自らの武具の見極めは戦士としての基本。また!古の昔から言うように運も実力の内なのです!!皆さん!勝者であるヴァム・バッカルス選手を称えましょう!!」
解説者は必死で盛り上げようとしているが、闘技場全体は何だか白け切った雰囲気に包まれ、客席からは一つの歓声も拍手も上がらない。
(何だこいつ等。俺様が勝ったってのに拍手も喝采も無しとはこの愚民共め!!・・・まあ良い代わりに最高の獲物が手に入った)
バンは欲望に満ちた視線でアレイダの褐色の爆乳を視姦し、舌なめずりをする。
だが、バンはそんな内心の思いを一切表に出さず、自らのマントを外すと気絶している彼女の体にかけてやる。
そしてバンはアレイダの鍛え上げられた体を、まるで少し力を込めただけで壊れそうな物を持ち運ぶ時のように、優しい手つきで彼女を抱き上げ、お姫様抱っこで闘技場を後にする。
その姿はまさに誇り高き真の騎士の如き姿であった。
「「「「「「「わ!わああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」」」」」」」
バンの礼節に満ちた気高き姿にようやく観客席から歓声と拍手が送られる。
だがその時バンは
(クククク・・・確か控室にベットが有ったな!さあこの女が起きる前に色々とお楽しみと行こうか!!)
という外見からは全く想像出来ない下劣な事を考えていたのだった。

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