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聖剣物語
官能リレー小説 - ファンタジー系

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聖剣物語 32

「へえ、活気のある街だな」
「そうですね勇者様!!聞いた話によるとこのウルスの街は、クラタナの港で陸揚げされた世界中の商品を大陸の内陸部に送る中継地として栄えているそうですよ!!」
「うむそれでか・・・随分見知らぬ商品も並んでいるな」
バン達一行は、クラタナを離れ内陸部へと旅を続けている。
このウルスの街は、久々の町とあって、メリサリムとシスカは、随分ハシャイデいる様だ。
(ふむふむ随分大きな町みたいだな・・・これなら女も期待出来そうだ・・・)
ここ数日、毎晩のように、メリサリムとシスカという絶世の美少女と二人同時にエッチをしている癖に、証拠にも無くバンの中の好色の虫が動き出す。


「あの・・・戦士様・・・」
メリサリムとシスカの二人の美少女に聞えない位の小声で、バンの耳に鈴の様に美しい少女の声が聞えて来る。
「ハイハイ何でしょうか!?」
バンが振り向くと、其処には一人の美しい少女が立っていた。
恐らく歳はバンより2、3歳年下だろう。
髪の色は薄い青色で、瞳はエメラルドの様な深い碧眼をしている。
容貌は美しく、髪と瞳の色と相まって、人々に人形の様な印象を与える。
胸の膨らみはまだ小さく発展途上で、雌鹿の様にスレンダーな体型をしており、バンの好みからすると少し痩せ過ぎな様な気もする。
しかし、後数年もすれば間違い無くバン好みの美女に成るだろう。
それに今の少女には、完成した女の妖艶さが無い代わりに、少女と女の間の短い期間だけ見る事が出来る、ある種の犯しがたい美しさがある。
(ふむ!俺の好みよりも少しガキっぽくって胸が小さいが、十分許容範囲内だな!!特にこのミステリヤスな碧眼の瞳がグーだ!!・・・何より・・・この女の雰囲気は間違い無い・・・処女だ!!俺の股間のセンサーが、最大レベルで警報を鳴らしてやがる!!)
実はこの時バンが感じた直観は、他の事だったのだが、少女の美しさに酔いしれたバンは、当然その事に少しも気が付かない。
「あの・・・戦士様・・・もし宜しければ、今晩私を買って下さいませんか?」
まるで猟師の前に引き出された雌鹿の様に震えながら、真っ青な顔で少女はバンにそう言った。
その言葉を聞いたバンは、正に絵画に書かれた理想の聖騎士といった憂いを帯びた笑みを浮かべ、震える少女の肩に手を置くと。
「オーケー子猫ちゃん!!君と朝まで過せるなら、次の日の朝二度と目覚める事が出来なくても、本望さ!!」
と言った。
そう言って笑みを浮かべたバンの白い歯が、松明の光に反射して一瞬キラ!!っと光った様な気がする。



「あら?シスカさん・・・何時の間にか勇者様がいらっしゃいませんわ・・・」
「何だと?そういえば、我が君は何所に行ったのだ?・・・まさか18歳にも成って迷子に成ったのか?」
「仕方有りませんわ、この人混みですから・・・まあ歩いていれば、その内合流出来るでしょう」
「ああそうだな・・・全くあの方にも困ったものだ・・・まあ其処が可愛らしくて愛おしいのだが」
「フフフ・・・そうですわね」
だが、残念ながら結局二人は、その夜バンを見つける事は出来なかった。

「綺麗だよアイラ」
「ああ・・・お願いです・・・そんな風にジロジロ見ないで下さい・・・」
バンは町で買った娼婦のアイラと一緒に連れ込み宿(ラブホテル)の一室に居る。
どうやらアイラは客を取るのは、初めての経験の様で、服を脱ぎ裸に成った彼女の肌は、顔だけでは無く全身が真っ赤に染まっている。
「あの戦士様・・・」
「バンと呼んでくれるかい?」
「はいバン様・・・」

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