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No. 1キャバ嬢秘密の宴会
官能リレー小説 - 職業

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No. 1キャバ嬢秘密の宴会 2

「あら。美緒ちゃん、こんばんは〜。」先輩コンパニオンが先に待機していた。
「こんばんは。」
「今日も高そうな服着て、まるで芸能人みたい〜!いいわねー。顔も可愛くて若くて憧れちゃう〜!ねー、みんな。」私はこの女が大嫌いである。いや、ここで働く全員が大嫌いである。
全員30を越えたばばあで下品な化粧に安っぽい服装。何より1番若い私に嫌味ばかり言ってくる老害だ。
「さぁ、そろそろ行くわよ。美緒ちゃん、いつものやつよろしくね♪クスクス…。」本当に頭にくる女。あの男のいいなりになってなければこんな女の前であんなことしなくて済むのに…。
三十路コンパニオンが宴会会場に入って行った。
「今日はよろしくお願いしまーす!」
「なんだ〜!若い子はいないの〜?」
「超失礼〜!おばさんでゴメンなさいねー!今からウチで1番若い子に来てもらいますよー!美緒ちゃん、25歳!」
「おぉー!いいねー!!」
「じゃあ美緒ちゃん…どうぞ…クスクス…。」私は震えながら扉を開けた。
「(…うわ…客多いな…30人ぐらいいるじゃん…ビンボーそうなおやじばっか…でも…やらなきゃ…。)し、失礼しまぁ〜すっ!!25歳ピチピチコンパニオンの美緒どぇ〜すっ!!」
客が唖然とした顔で私を見ている。それも当然、私は今全裸なのである。
安っぽい服を着た三十路コンパニオン4人の真ん中に私は全裸で立たされている。腹には「お下劣宴会芸女 美緒」と油性ペンで書かれている。
男が私に言ったバイト、それは…恥ずかしいことならなんでもするコンパニオンになることであった。
「…え…は、裸?…いいの?」困惑する客。当然であろう。こんなことするコンパニオンなどいる訳がない。
「大丈夫ですよー。美緒ちゃん、ちょっとお金に困ってるみたいで、店が特別給料を出す代わりにこうしてるのー。ね、美緒ちゃん…クスクス…。」
「(…このばばあ…。)は、はい!そうなの〜!美緒、ビンボーだからお金ないの〜!お風呂も1週間ぐらい入れてません…ゴハンは公園の水道水です!」毎回、宴会の度に三十路コンパニオンがキャラ設定をしてくる。今日はビンボー汚ギャルにされたようだ。
「…クスクス…そうなんだ!かわいそうに!おじさん達が恵んであげるからこっちおいで〜!」
「はぁ〜いっ!失礼しまーすっ!」
「美緒ちゃん、かわいいねー!こんなことしなくても、美緒ちゃんならキャバクラなんかでもっと稼げるんじゃない?」
「そんなことないですよ〜!美緒、バカだからこんなことしかできないもーん!(…なんであたしがこんなこと…。)」いつもなら相手にしないビンボーおやじの前で、バカ女を演じ媚び諂うのもいつまで経っても慣れないものだ。
三十路ばばあが目で合図を送ってきた。私にとって地獄の宴会芸が始まる。

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