新生ミニスカ隊2 67
玲子「あ、あなたたちはあの政治家のSP?」
スーツを着た男たちが玲子を取り囲むように立っていた。
男「俺たちはお前の監視だよ。ボスが言ってただろ」
玲子「何か用?」
男「俺たちとも遊ぼうぜ、変態婦警さん。変態婦警さんが、まだ物足りないって顔してるからな」
玲子「私はそんなことに興味ないわ」
変態痴漢や性犯罪者たちならともかく、あの政治家の手先ならオマ○コまで痴漢される事はない。
そう玲子は直感した。
ボスである政治家オヤジが、私のパンティにもまともに触ってないのだから。先に手を出せるはずもない。
しかし、オッパイやお尻は性欲のままに触ってきてしまう。
そう思った矢先、まさに男たちは玲子の体に近づいて豊満なお尻やオッパイを触り始めたのだ。
玲子「あっ!ちょっと、やめなさい!だめ、私を誰だと思ってるの?婦警にこんなことして」
男「ひひ、婦警さんがあんなにいやらしいとはなぁ」
玲子が男たちに埋もれてしまいそうなとき、声が響いた。
冴子「あなたたち!今すぐやめて逃げた方がいいわよ!応援を呼んだからすぐに警察車両がくるわ」
玲子「さ、冴子さん!」
男「くそぉ!!婦警が嘗めやがってぇ」
男たちは身元がバレるのを怖れて一目散に逃げていった。
玲子「冴子さん、どうしてここに?」
冴子「それはこっちの台詞よ。エロ政治家との話が終わったらしいから迎えに来たのに、もういないし。そしたらこんなとこに」
玲子「いえ、ちょっと・・・そ、それよりわざわざ迎えだなんて、」
冴子「ああ、耳寄りな情報があってね」
玲子「というと?」
冴子「元ミニスカ隊リーダーの、鷹野美由紀、そして坂下摩耶の所在が分かったのよ」
玲子「あ、あの二人の?」
二人は玲子よりかなり後輩だが、面識はあったし、ミニスカ隊での活躍は玲子の耳にもしっかり届いていた。
そして、醜聞が出回ってしまったことで、冴子や薫と同じく世間から隠れるように姿を消してしまったことも。
冴子「どうする?今のミニスカ隊トップは貴女よ玲子。決めて頂戴」
玲子「もちろん復帰を打診しますよ。あの二人の優秀さはよく知ってます。美由紀や摩耶が、リングスの変態行為に快楽を覚えたなんて絶対ありえません」
冴子「ええ、それは私が責任をもって断言するわ。美由紀と摩耶は一度だってミニスカ隊の隊規に違反したことはないわ」
つまり、性感によってパンティを濡らしたことはないという事だ。
冴子「ただ、どうやら二人は地方の小学校で臨時教師をやっているらしいの」
玲子「先生・・ですか。確かに教員免許は持っていたようですが」
冴子「摩耶も美由紀も、痴漢に感じてしまう女性たちに不満を持っていたからね。女子生徒たちにちゃんとした道徳や性の教育をしたいんじゃないかしら」
玲子「二人とも根底にある気持ちは変わっていないはずですね。婦警に戻りたい気持ちだってあると思います」
冴子「そうね」
冴子と玲子は、翌日には二人がいる小学校に向かった。
冴子「ここみたいね」
玲子も冴子もミニスカ隊制服である。何かあっても警察だと分かるし、摩耶と美由紀に対して婦警の心を思い出してもらうためだ。
校庭を覗くと、摩耶らしき女性がいた。さすがにミニスカというわけにはいかず、緩めなジャージを着ている。
しかしその美貌とスタイルの良さは隠せていない。ミニスカを穿かないなんてもったいないと冴子と玲子は
思う。
今は体育の授業らしいが、男子と女子を完全に分けているようだ。
男子は体育館の方から声がしている。
女子は摩耶の指導のもとで、なぜか鉄棒と登り棒ばかりやっていた。
冴子「あ、あれは」
玲子「プロペラ回りですね」
冴子も玲子も自身に思い当たるものがあるのか顔を赤くした。
プロペラ回りとは、鉄棒に跨がって、そのまま横にグルングルン回る技だ。
鉄棒を股間に食い込ませながら回るため、性感を開発されてしまう女子児童が多いのである。