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エッチな自動車教習所
官能リレー小説 - 職業

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エッチな自動車教習所 3

カウントと共に、【ワーム】は勢い良く発進した。
僕の意思とは無関係に動く体に戸惑っている内に、あっという間に最初のコーナーに差し掛かる。
「ひぃいっ!ぶつかるぅう!」
しかし【ワーム】は減速する事無くコーナーをクリアしていく。
その後も次々と現れる障害物を次々と回避しながら、スピードを落とす事無く走り続ける。
「うわああああああ!!」
絶叫マシンに乗った時のような恐怖を感じながらも、不思議と僕は強い性感を感じていた。
そして気が付けばいつの間にか僕の股間の吸盤は力強く持ち上がっていた。
(どうしてだ?なんで僕…勃起しているんだ?)
疑問を抱きつつも【ワーム】の動きに合わせて腰を振る僕。
(チンコ気持ちいい…なんだコレ…止まらない…)
僕は快感に夢中になりながら操縦を続ける。それが関係あるのかはわからないが、【ワーム】の動きは更に速く…それでいて正確になっていく。
試験場のコースはかなりの長距離だったはずだが、いつの間にかゴール地点に辿り着いていた。
「おめでとうございます。見事合格です。素晴らしい運転技術でしたよ」
川崎さんの声が聞こえたような気がしたが、既に僕の意識は無くなっていた。
目が覚めた時、未だに自分が【ワーム】の操縦席の中だと気付くのに数秒かかった。
試験管状の操縦ユニットが切り離されて巨大な機械らしい物に接続されているらしく、目の前には巨大なモニターが設置してある。そこには試験の結果が表示されていた。
筆記試験……〇、適性検査……◎、実技……(規定値オーバーによる計測不能)、総合結果……(測定不可能)
つまり僕には【ワーム】を乗りこなす才能が有るということだろうか? でも肝心の運転技術を全く覚えていないのだが…。勝手に動き回って、気づいたらゴールしていたのだから。
そういえば川崎さんの姿も見当たらない。機械が並ぶ無機質な部屋に全裸の男が一人。
改めて考えるととんでもない状況だ。
とりあえずはここから出ようと思ったが、全身を【ワーム】の操縦システムに固定されている状態ではどうしようもない。試験管型コックピットから出る方法もわからなかった。途方に暮れながら、ただひたすら待つことしか出来なかった。
すると目の前のモニターの画面が変わった。
「えっ?」
そこに映っていたのは先程までの試験の映像だった。

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