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ミニスカ隊ピンチ
官能リレー小説 - 職業

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ミニスカ隊ピンチ 7


優の運転するミニパトがその場所まで来た。
麻里絵「あれ?これ、あの双子が乗ってった奴じゃねぇか?」
優「そうだね…ダメじゃん、こんなとこに止めちゃ」
ミニパトが止められているのは駐車禁止エリア。

麻里絵「まったく」
二人が無人のミニパトに近づいたとき、河西姉妹の妹・祐実が戻ってきた。

祐実「あれ、麻里絵さん、優さん、どうして?」
麻里絵「よう、こんなとこにミニパト止めてどうしたんだ?」
祐実「怪しい男を見つけて、二人で追ったんですけど、私は見失っちゃって」

麻里絵と優は顔を見合わせる。
麻里絵「やっぱり、奴らは組織ぐるみだったか」
優「だね」
祐実「組織、って?」
麻里絵「今日、現行犯で一人捕まえたんだけどな。そいつの口ぶりがなぁ…」
祐実「じゃあ、一連の事件の犯人って複数いるんですね…」
優「具体的な数もわからないね」

麻里絵「まあ、ここにい続けても埒が明かないから、とりあえずお前さんのお姉さんを探すか」
祐実「あ、すいません」


優「ていうか祐実、携帯は?」
祐実「いえ、お姉ちゃんさっきから電源切ってるみたいで」
優「そっか・・」
麻里絵がピクリと反応する。。優も怪しい雰囲気を感じたらしい。
が、二人とも口には出さない、、恵美が犯人に出会ったと決まったわけじゃないのだ。

・・・
しかし、2〜3時間いくら周辺を探しても恵美は見つからなかった。
恵美がなにも連絡せず、ミニパトの場所にすら戻って来ないのはどう考えても変だった。

姉を信頼している祐実もさすがに不安を隠せないようだ。
祐実「お、お姉ちゃんどうしたんだろ、、何か連絡くらい・・」
落ち着きなくキョロキョロする祐実。
麻里絵「ちっ・・」

優が無線に手を伸ばす。


優「美由紀さん、摩耶さん、こちら桐原です。」
美由紀「遅かったわね、二人はどうしたの?」
優「それが、、妹の祐実はいたんですが、、姉の恵美が・・行方不明で連絡がつきません」
美由紀「何ですって!?」
摩耶「そんな、、何かあったんじゃ、、」

冴子「落ち着きなさい!」
ミニスカ隊課長の加賀美冴子が部屋に入ってきて一喝する。一際大きく豊かな胸がブルンッと揺れた。

冴子「美由紀、摩耶、あなたたちが慌ててどうするの?」
摩耶「すいません課長。。優、わかったわ。とにかく一旦戻ってきて」
優「え、でも・・・はい、了解しました。」


まだ落ち着かない祐実を連れて、麻里絵と優はミニスカ隊本部に戻った。

優「戻りました、摩耶さん、美由紀さん」

麻里絵「あのくそ野郎は何か喋ったの?」
摩耶「いいえ。今は捜査方針の立て直しが最優先よ。あの男は一旦留置場に入れておいたわ、、いい?誰も近づかないこと」

静かになったところで冴子が話しはじめる。
冴子「最近起きてる強制猥褻の犯人は組織ぐるみよ、、そして、下っぱの一人は咲と摩耶が捕まえてくれてここにいる。そして、まだ分からないけど、河西恵美が犯人と接触してる可能性が考えられるわ、、これが現状。」

咲と摩耶が捕まえたというフレーズに、咲の顔が曇る。

美由紀「明らかにミニスカ隊への挑戦です。まずは必ずペアで行動し、組織の内情を特定すべきです!」
摩耶「恵美のことはどうするの?」
美由紀「そうね・・・」

捜査会議が進むにつれ、議論は白熱する。

が、そんな中、急にミニスカ課のドアが開け放たれた。
そこにいたのは、まさしく河西恵美だったのである。

摩耶・美由紀「恵美!?」
祐実「お姉ちゃん!!」
優「無事だったの?今までどこに・・」

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