ミニスカ隊ピンチ 36
そこに、薫と美紀が駆けつけた。
美紀「な、なにこの煙、、摩耶!?いるの!?」
摩耶「こっちよ美紀、薫、ここ!恵美が立てないみたい、、手を貸して」
薫「・・・」薫は無言で恵美に肩を貸してやった。
恵美「あ、ありがとうございます、薫さん」
薫「・・・」
美紀も薫も、婦警の誇りとミニスカ隊のプライドを傷つけられていた。
特に、薫は自力でピンチを脱したわけじゃない。美紀に助けられたのだ。
薫の屈辱は想像に難くない。
ともあれ、摩耶たちはミニスカ隊の本部に無事帰ってきた。
・・・
冴子は摩耶に笑いかけ、そして恵美に真面目な顔を見せる。
冴子「お帰りなさいみんな。。恵美、とりあえずシャワーを浴びてきなさい」
恵美「は、はい・・・あの」
冴子「ん?」
恵美「私、やっぱりミニスカ隊失格、いえ、婦警失格・・ですよね?」
冴子「恵美、あなたの失態は婦警として一番いけないものよ。。恵美を慕っている市民や子供たちに今、顔向けできる?」
恵美は何も言えず、俯いて涙を流していた。
冴子「でも、、よく帰ってきてくれたわ。処遇はあとよ。シャワーを浴びてきなさい」
恵美「はい」
美由紀「恵美」
美由紀は優しく微笑み頷いた。
恵美はさすがに笑えず、お辞儀をしてシャワー室へ向かう。
美由紀「摩耶、美紀、薫、お疲れ様。」
摩耶「ええ、リングスのやつらは逃がしちゃったけどね」
・・・
シャワーを浴びた恵美に、冴子の指示が出された。
冴子「恵美、ミニスカ隊でまだやる気概はある?」
恵美「ミ、ミニスカ隊に居たいです!このまま負けたままは嫌です」
冴子「じゃあ、今回は続投よ。捜査で結果を出してみなさい。。ただし、監禁中の映像が出てきたり、次に似たような事になったら、もうかばえないわ」
恵美「は、はいっ!ありがとうございます冴子課長」
祐実「わあ!良かったねお姉ちゃん!また祐実と一緒にがんばろっ」
恵美「うん!うんっ!皆さん、心配をおかけしてしまいすみませんでした」
深々とおじぎする恵美。
麻里絵「ふん、ま、無事で何よりだ」
優「また頑張ろうね」
シエナ「グッドです恵美♪」
・・・
そんな数日後。
なんとミニスカ隊本部に、リングスのスキンヘッド男が出頭してきたのである。
騒然とするミニスカ隊の面々。
特に薫は苦々しい顔でその男を見ていた。
美由紀「あんた、これはどういうつもり?」
男「見ての通りさ。ミニスカ隊には勝てないと思ってな」
冴子「・・まぁいい。とりあえず事情聴取をしてくれ」
男「なら、そこにいる神崎薫さんと二人にしてくれないか?」
スキンヘッド男は冴子に言う。
摩耶「はぁ?そんなこと、あんたに決める権利なんか・・」
男「なら、俺はなにも喋らねえぜ」
薫「・・いいわよ摩耶、、あたしをご希望なんでしょ。話してもらおうじゃない」
美由紀「十分気をつけてね薫」
薫「任せといて」
かくして、スキンヘッド男と薫は密室ともいえる取調室に入っていった。
薫は椅子に足を組んで座り、男を睨み付けた。
薫「さてと・・まずはなにを」
男「婦警さん、、あの時のことを話そうか」
スキンヘッドにそう言われた薫は、急に慌てたように目を泳がせてしまった。
薫「あ、あの時?」
男「そう。婦警さん、俺のクンニでパンティを、びちょびちょにして・・」
薫「う、うるさい!そんな話は関係ないわ」
男「なぁ、本当はまた俺の舌で舐められたいんじゃないの?パンティをぐちょぐちょにされるのって、気持ちいいだろ?」
薫「い、良い訳ないじゃない、、そんなの」
男「へえ、じゃあもちろん、今濡らしてはいないわけだな?」
薫「あ、当たり前だ!」
当惑する薫。
いつの間にか相手のペースになってきている。
男「じゃあ証拠を見せてくれよ婦警さん」
薫「証拠って、、」
男「机に座ってさ、足開いてくれたらいいよ」
薫「くぅっ・・何でそんなことを」
男「まさか、もうパンティが濡れてて」
薫「違うわよっ!」
薫は唇を噛みながら、男の眼前で机に座る。
そのまま足を開いていき、局部をスキンヘッドに晒した。
薫「ほらっ、、ぬ、濡れてないでしょう?」
男「いやいや婦警さんよ。あんた、パンティに染みができてるぜ。何を期待してたんだよ?」
薫「ふ、ふざけないで、何も期待するわけ」