海で・・ 995
本当はどんな部屋だか確認したいところではあるんだけど、僕にそんな余裕はもうなかったのだ…
悪いと思いながらも恵さんのお尻に僕の興奮の証を押し付ける形になってしまう…
「ごめん一馬くん…ちゃんとベットの上で…お願い…」
恵さんの身体が振るえるのが、密着した部分から顕著に伝わってきた…
「ごめんなさい、抑えきれなくて、恵さんのこんな可愛い姿を見たら…」
「一馬くん…」
あと一歩のところで踏み止まって、恵さんの胸へ伸ばそうとした手は下げる。
「恵さん、こっち向いてください」
「う…うん…」
面と向かったところで僕は腰に巻いていたタオルを取り、敢えてソコを恵さんの前に晒す…
「か、一馬くん…?」
恵さんは驚いた表情を浮かべ目を見開いた…
「恵さん…男のコレは確かに女性を痛め付ける凶器にもなるかもしれません…だけど僕は、自分のコレをそんな風に使ったことも、この先使うことも絶対にありませんから…恐がらないで大丈夫です…」
「ありがと…一馬くん、私のために…」
震える声で精一杯の気持ちを伝えてくれる恵さんを、僕はそっと抱き締めベッドの上に優しく寝かせる。
そして、僕の方からキスをする。
「んんっ…ん…」
恵さんは僕の背中に腕を回しそれを受け入れる。
直ぐに舌を差し入れるようなことはしない…
啄むように唇だけを味わい、その弾力を楽しむ…
「慣れているんだね…こんな優しいキス…初めて…」
熱い息を上げる恵さんに微笑みながら、僕は胸に巻いたタオルを解き、そっと左右に開く…