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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 990

「そ、そうなんですね…」
ジョギングしたままの格好でジュースを差し出す松永先輩。
僕は年上好きだけど、先輩は年下が、か…

「成美が連れてきた男の子が鈴木くんだとは思わなかったなぁ」
「僕も、知り合いがいたなんて気づきませんでした」
先輩は僕と向かいあって椅子に座り、自分のジュースを飲む。

汗で濡れた喉を上下に動かしながら、松永先輩はそれを一気に飲み干す…
やっぱりちゃんと運動した人は喉が渇くんですね。

「汗を流した後の飲み物って最高ねぇ!」
嘘を着いた僕はなんだか居心地が悪い…

「よかったらシャワー使って、べとべとして気持ち悪いでしょ?」

「ああ…はい、いいんですか?」
「一浴びすると気持ちいいよ」
まったくの嘘でもない。
軽くジョギングしたので下に着たTシャツは汗で濡れている。

「私も入るから…あっ、鈴木くんも洗ってあげようか?」

「うぇっ?!…」
そんな冗談ですよね?…

「何驚いているのよ…平気平気ぃ男の子水泳部の裸なんて、もう嫌って程見てきたからぁさ…」
それは海パン穿いてるじゃないですかぁ;…
僕だって隠せるもんがあったらこんなに驚いたりはしませんって;…

ドギマギして答えに困っている僕をよそに松永先輩はヘアゴムを取り、僕の背中を押すように促してくる。
…仕方ない、僕も男だ。

「先輩って兄弟姉妹はいるんですか?」
「私、一人っ子なんだ。ずっと弟か妹が欲しいと思ってたんだけどね」

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