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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 965

「一人が好きなんです…多分変わり者って思われていると思うけど…」
そういうことか…
彩花は自分から皆を避けているんだね…

「僕はいいと思うよ…自分がそうしたいならそれで…」
「よかった…一馬くんにそう言って貰えると安心する…」

誰といようが、一人でいようが、それは人それぞれの好みなんだ。
ただ、彩花が友達がいないんじゃないかと思ってちょっと心配になったくらいで…

「一馬くんがこうして私に会いに来てくれると、嬉しいかな」
「僕も、彩花と一緒にいると落ち着く気がするんだ」
「ふふっ、ありがと」

お昼を食べ終える。
たまにはこんな風に静かな空間もいいかもしれない。

普段は彰人たちとエロい話しをして、昼休みなんてあっという間に終わっちゃうもんな;…

「一馬くんはいっぱい友達いるんですよね…」
「まあ、悪ふざけする友達はいるにはいるけど…」

やっぱり心のうちを晒けだせる友達は、秀人だけのような気もするよな…

「困ったことがあったらいつでも来て下さい。私の、微力ではありますが一馬くんの力になれたら」
「ありがとう。彩花がここにいるのが一番嬉しいから」
「ふふっ」
いつも柔らかな笑顔を見せてくれる彩花だけど、彼女のほうは悩んでいたりしないのかな?

「彩花は悩みとかないの?」
「そうですね…時々、一馬くんが恋しくなるときが…」

「あっ;…そう;…」
冗談だと思いながらもなんだか照れてしまう;

「本当ですよ…ここで1人でいると、あの時のことばかり考えてしまうんです…」
真直ぐに僕の顔を見詰めてくる彩花…
僕は自分の顔が熱くなるのを感じ、目を逸らしてしまう;

「僕には彼女がいるんだぜ…そんなこと言われても;…」

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