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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 956

ああ、寝ぼけてるよ…
「あれ?外暗っ!こんな時間まで…」
「…えっと、出れるかな?」

慌てて服を着て、何とか学校を出た。
すっかり暗くなっていたので茜を家まで送ってあげて、その後帰宅。

「お帰り一馬くん、今日は遅かったんだね」
あかりさんはいつものように笑顔で迎えてくれた。

「あれ?…父さんもう帰っているんだ。」
玄関に脱ぎっぱなしになっている父さんの革靴を、僕は揃えて置いてあげる。

「あのことで何か警戒したのかもしれないはね…こんなに帰って来るの早いなんて驚いちゃった…」
父さんの浮気のことか…
まあこれで収まるなら、それはそれでよかったと思うけど…

父さんは紀美子さんと会っていたのを僕に見られたと思ってるし、あかりさんもそれには気がついていると知っているのだろう。

「私も人のことは言えないのに、強く出過ぎたかなぁ」
「そんなことないです。あかりさんはいつも通りで」
「一馬くんは大丈夫?浮気とか…」

「うむ…」
そう言われると真帆やミキさんにとっては、今日の茜とのことも浮気ってことになるのか…

「一馬くんもほどほどにした方がいいはよ…あのタレントなんて、それで干されちゃったんだから…」
タレント…?
ああ今ワイドショーを騒がせている、あのハーフタレントのことを言っているのか…

「…彼女の場合は相手が奥さんがいるのに、何故彼女ばかり責められるんでしょうね?」
「それなりの理由があるんじゃないかしら…私たち一般人とは違う世界だから…」
あかりさんは腕組みして考え込む。

「あかりさんは、他の女の人に嫉妬したりします?」
「知ってる人ならね…でもお父さんの場合私より比べ物にならないくらい多くの人と関わっているでしょう?」

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