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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 942

「心配してくれてありがとう。ちゃんといい関係を作れているよ」
「それはよかったです」
その言葉が聞けて本当に安心する。

「でも、ちょっと困ったこともあるな」
「何がです?」
「その人、お父さんと呼ぶには若いし、カッコよ過ぎて。お兄さん…みたいな人だけど、たまに、もし恋人だったら、なんて想像しちゃうのよね」

僕と同んなじだ…
でも“あかりさんが恋人だったら…”とは思わないけどね…
まあその人と、不可抗力とはいえ一度ヤッちゃったんだけどね;…

「僕の新しい人も、お姉さんみたにしか思えないですよ…歳の差だって、父さんよりも僕の方が近いですから…」
「鈴木くんもそうなんだぁ…、それじゃあいろいろ大変じゃない?…」

「まあ…いろいろ大変ですね。確かに」
父さんとあかりさんのアレのときの声とか、あかりさんは薄着…というかほぼ裸で家の中を歩いてたりとか。

「もうすぐ妹ができますしね」
「あら、おめでとう」
「これだけ歳が離れてると、どう接したらいいかわかりませんね」
「それは鈴木くん次第だよ。でも、君なら絶対できると思う」

あまり話したこともない瑠璃子さんにこう言われると、なんだか恐縮してしまう;…
「あ、ありがとう…瑠璃子さんの方は大丈夫ですか?」

「うぅ〜ん…私にも鈴木くんみたいな彼氏がいたら、こんなことで悩むこともないんでしょうけどぉね…」

僕のことは只の例に過ぎないと分かっていても、ドキっとしちゃうよ;

「そういえば瑠璃子さん、涼とは…」
「涼くんは…確かにいい子だよ。カッコいいし、優しいし…でもまだそこまでいっていいのかわからないんだ…」
僕から見たらいい雰囲気に見えるけど、本人たちはまだその一歩を踏み出せないのかな…?
できるなら応援したいところだ。

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