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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 940

いつもどおりに教室に向かう。
茜も初音や工藤さんに挨拶すると、いつもの顔に戻った感じがした。
いずれ話をしておこう。


…時間は過ぎて昼休み。
購買でパンを買って戻ろうとすると、後ろから声をかけられた。
「一馬くん」
「あ、瑠璃子さん、どうもです」

久しぶりに会う瑠璃子さんは、相変わらずに綺麗だ…

「今からお昼?…」
瑠璃子さんは僕が抱えた幾つものパンの袋を見ながら微笑む。

「あ、はい…、よかった一緒に食べませんか?…」
思わず誘ってしまう…
こんなチャンス、滅多にないもんね…

「ふふっ、ありがと」
瑠璃子さんは笑顔で応じてくれた。

快晴、とまでは行かないが、雨は降っていないので屋上に行くことにした。
「屋上にはよく行くの?」
「まあ…気分によっては」
校庭の見えるほうに座って、瑠璃子さんと2人でお昼を食べる。
瑠璃子さんは可愛らしい弁当箱を持っていた。

手作りだろうか?
蓋を開けると色取り取りの食材が綺麗に詰まっていた。

「へぇ〜旨そうですねぇ…」
僕は焼そばパンをかじりながらも、そっちに気を取られる。

「よかったら摘んで…私もそれ、食べてみたいから…」

「いや…こんなの、ただの惣菜パンですけど…」
「そんなことないよ、焼そばパンって購買の一番人気で毎日争奪戦が繰り広げられているんでしょ?」
「…はあ」
「こっちと交換、ね」

瑠璃子さんの弁当箱の中身…どれも美味しそうだ。

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